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ミモロが、今日、訪れるのは東山五条にある「河井寛次郎記念館」です。ここは、大正9年からの京都の住まいであり、登り窯を持つ工房があった場所で、現在の記念館の建物は、昭和20年に、寛次郎自ら設計した自宅だったところです。
では、さっそくミモロと中に入りましょう。
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古民家を思わせる建物は、用の美を追求した民芸運動家を物語る佇まい。京都の町家とは、どこか趣が異なります。
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それは、素朴さと力強さを感じさせるものがあるのです。
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ここは、まさに河井寛次郎ワールド。建物から、そこに置かれた調度品に至るまで、すべて自ら設計。彼の美意識が、細部まで表現された空間です。
「この机でお勉強したの?」
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「この鏡も寛次郎が作ったんでしょ。きっと自分も映したよねー」と。
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記念館の中は、自由に見て歩くことができ、建物で表現された寛次郎の美の世界を存分に味わうことできます。
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「今まで見た京町家より、建具や梁などの使い方に力強さを感じる…。京都の町中なのに、信州などの豪農のおうちにいるみたいな気になる…」とミモロは、勝手な感想を…。
でも、その感想あながち的外れではありません。というのは、ここは、飛騨高山など日本各地の民家を参考にしつつ、寛次郎独自の構想をもとに設計、建築されたものだからです。
「中庭も京都の町家でよく見る燈籠がなくて、シンプルな感じ…」。石が敷き詰められた中庭は、枯山水とは異なる趣。幾何学的な感じです。
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この石、記念館の資料によると、寛次郎の故郷、島根の安来の知人たちが、石灯籠を寄贈したとの申し出があったのを、それが彼の美意識に合わなかったのでしょう、丸石にしてもらったそう。贈られた丸石はあちこち動かした後、現在の場所に落ち着いたそう。
「りっぱな石灯籠をプレゼントしようとしたお友達も、シンプルな丸石になっちゃって、ちょっと複雑な気持ちだったかもねー。でも、寛次郎としたら、その好意はありがたいけど、自分の美意識に合わないものを置くのは耐えられないし…。石灯籠じゃ、簡単に壊れたりしないから、悩んだ末の形かな?でも、あちこち移動させたということは、それでも置き場に悩んだんだよねーきっと…」と、また勝手に想像を膨らますミモロです。
「球体って地球儀みたい…でも、この大きさって、どこかで見たことあるー」
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さぁ、それでは、建物から外に出て、登り窯を見に行きましょう。
*「河井寛次郎記念館」京都市東山区五条坂鐘鋳町569 075-561-3585 入館時間10:00~16:30 月曜休み 8月11日~20日ごろ夏期休館 入館料900円
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ブログを見たら、金魚をクリックしてね。あー今日も食べすぎたと思うミモロより