ちょこっと夏休みで、東京に来ているミモロ。久しぶりの東京は、町がドンドン変わっている感じ。ホント、迷子になりそうです。さて、変化著しい東京でも、ずっと変わらないものもあります。そんな1軒のお店をミモロは、見つけました。
「このお店、前から気になってたんだよねー」
地下鉄の神保町の駅の靖国通りに面して建つ、どこかレトロな感じが漂うお店です。正面には、大きく「ハケ・ブラシ」の文字のわかりやすい看板が。
「あのーちょっと見せてもらっていいですか?」と。お店の中へ。店内には、棚、壁、天井まで、隙間がないほどブラシやハケがぎっしり。
「わーいろんな種類のブラシやハケがあるんだねぇー」。見たことがあるものから、なんだか何に使うものなのか、よくわからないものまで、その種類の多さに驚きます。
「これなんだろ?」。針金の周囲に毛が…。それは、試験管を洗うブラシ。
微妙にカーブしているブラシは、サッシの溝のほこりを取るのに便利。(*購入しましたが、なかなか優れものです)
同じ用途のブラシでも、サイズ違いがいろいろ揃って、使う人の手に、しっくり馴染むものを見つけることができます。
ここ「山田塗具ハケ製作所」は、大正2年の創業で、現在5代目の店主の山田正名さんが、自ら製作しています。
「あまりに種類が多いので、ここにある数は不明です。ご要望に合わせて、特注で、作ることもできますよ」と。一部仕入れたものもありますが、店にあるほとんどの品は、山田さんの手づくりだそう。きっと1000種類はありそう。
「これ、ミモロにどうかな?」と、なにやら熱心に見ている品が。
なるほどー犬、ネコ用のブラシ。手で毛を植えたもの。「どんな感じですか?気持ちいいですか?」「うーん、悪くないけど、ちょっと痛いかも…」とミモロには、もう少しソフトな感触のものがいいようです。
こちらでは、ネコや犬の種類にあったブラシを見つけることができます。
「では、こちらは?」「うん、この方が気持ちいい…」ミモロは、人間用のボディーブラシが好みのよう。
用途によって、使う毛の種類もさまざま。すべて手植えで作られる品々には、温もりがあふれています。
歯ブラシ、箒もあります。あらゆる用途のブラシやハケが、ここには揃っているんです。
「ブラシやハケって、生活のいろんな場所で使われているんだねぇー。東京にも、すごい職人さんがいるんだね」と改めて思うミモロです。
*「山田塗具ハケ製作所」東京都千代田区神田神保町3-1 電話03-3261-2361
「これ買っちゃったー」とミモロ。
「魔法使いの箒だよー」
実は、これは、版画の板に、絵具を置くためのハケで、竹皮でできています。「また、行こうねー」と、まだ見たりないミモロでした。
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ゲリラ豪雨でずぶぬれになったミモロより