ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

足腰の健康を守り、病気ケガの回復のご利益。イノシシがいっぱいの「護王神社(ごおうじんじゃ)」

2013-08-08 | 寺社仏閣

久しぶりに東京に戻り、大好きなお友達にたくさん会ったミモロ。その中のひとりが、最近、腰にケガをして、歩くのが大変と知りました。「えー。そんなー」と、とても心配するミモロです。そこで、京都に戻ると、すぐに京都御苑の西側、蛤御門の向かい側にある「護王神社」に向かいました。
「お詣りしよう」
ここは、足腰の病やケガの回復にご利益がある神社として有名。門には、大きな「足腰守り」が下がっています。

門のところには、足腰の健康と病気回復を祈願する「大祓詞(おおはらえことば)」を刻んだ、御影石製の「御千度車」があり、これをクルクル回すと、「大祓詞」を読んだと同じ功徳が得られるそう。さっそくミモロは、心を込め、「お友達の足腰がよくなりますように…」とお願いしながら、回します。ミモロには、ちょっと重いけど、お友達のことを思って、一生懸命。

近年、この神社の参拝者数は、増加傾向にあるそう。高齢社会の現代、足腰の悩みを持つ人たちの数も、増えているのです。若い人でも、スポーツ選手など、足腰を守るためにお願いにくるそう。

そもそもこの神社は、高雄山 神護寺の境内で、和気清麻呂公の霊社としてお祀りされていました。明治19年に明治天皇の命により、現在の場所に社殿を造営し、御鎮座されたもの。
ご祭神は、もちろん和気清麻呂公命。そして大正4年に、宮中の女官として、孝謙天皇をはじめ歴代の天皇から深く信頼されていた、姉である和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)を、弟君同様、ご祭神に祀りしています。

日本史の教科書にも登場する「和気清麻呂(わけのきよまろ)」。奈良時代の末、孝謙上皇の病を治したことから、寵愛され、出世した僧、道鏡が、皇位を奪おうとする野心を抱き、それを阻止しようとした和気清麻呂を九州の大隅(現在の鹿児島)へ配流。和気清麻呂は長旅の途中、足を痛めて難渋していた輿を、突然、300頭のイノシシが現れ、それを守護したという言い伝えが…。都に戻った和気清麻呂は、その後、平安遷都に大きな役割を果たすことに。

和気清麻呂をご祭神とするこの神社の境内には、至るところに、ゆかりの深いイノシシの像が・・・・。狛犬ならぬ、狛イノシシが参拝者を迎えます。
手水舎にも、イノシシ。「このイノシシのお鼻を撫でると、幸せになるんだってー触らせてー」とミモロも鼻をナデナデ。

お浄めを済ませて、本殿に参拝。「どうぞ、お友達の足腰がよくなって、ミモロと旅行に行けますように…」と、お願いします。

「お友達に御守、送ってあげるのー」と。以前もお話したように、御守などは、ほかの人のために買うのがいいそう。自分のことばかりお願いするより、他の人のことを思い、お願いする方が、神様は、お聞き入れくださるとか。

おみくじもかわいいイノシシです。

「ホント、境内には、イノシシがいっぱいだねー」
全国から寄せられたという「いのししコレクション」。結構、イノシシの人形やマスコットって多いんですね。なかなかイノシシも人気ものです。


他にも、至るとことにイノシシの姿が…

毎月21日には、足腰の健康を祈願する「足腰祭」が、行われます。

「きっと良くなるよねー」と、参拝を終えたミモロ。きっとお願い聞いてくださることでしょう・・・。

*「護王神社」の詳しい情報は、ホームページで。




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「今日も36度だって」と天気予報をみて震えるミモロより
コメント (2)
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