京都の町のお寺では、お盆の時期、ご先祖様をお迎えする万灯会(まんとうえ)が、いろいろなところで催されています。
ミモロは、昼間の暑さを避けて、夕方から、東山周辺のお寺をめぐることに…。

「大谷祖廟」、通称「東大谷」は、浄土真宗真宗大谷派の総本山、東本願寺の宗祖である親鸞の墳墓の地。そのため、ここは、東本願寺の飛び地境内地に当たります。隣接する山には、京都でも大きな規模の「東大谷墓地」があり、山の斜面には、数多くのお墓が並んでいます。
8月14日から16日は、18時頃から21時で「東大谷万灯会」が行われ、境内および墓所には、約1万個の提灯が献灯され、先祖の御霊を法要します。
ミモロは、まだ日のあるうちに、到着。


境内には、多数の提灯が、夕暮れからの点灯を待っています。

「まだ、点灯するには、時間があるから…」とミモロは、売店へ。
そこで出会ったのは、東本願寺のキャラクターの堂々としたライオンをイメージした「鸞恩(らんおん)くん」です。

3つのキャラクターは、それぞれ着ぐるみが作られていて、お寺のイベントなどに登場し、活躍しているそうです。

さて、「鸞恩くん」と別れて、「また、後で来よう…」と、ミモロは、境内をぬけて、ねねの道方向に歩きだしました。その途中…立ち止まったのは、アイスもなかの看板の前。

「暑いし、冷たいもの食べたいよー」と、動かなくなりました。


ミモロは、「抹茶もなか」を注文。



再び、夜訪れると、境内は、昼間とは、全く違った雰囲気に。


山の斜面も、光が広がって、幻想的な景色に…。「ご先祖様も楽しんでいらっしゃるねー」と思うミモロです。
さて、この日、訪れたもうひとつの場所は、京都観光人気ナンバーワンスポットの「清水寺」。



8月14日~16日は、「千日詣り」という1日のお詣りで千日分のご利益があるといわれる日。観音様の最大の高徳日です。
また、同じ期間中に、いつもは、入ることができない本堂の内々陣で、参拝することができる特別拝観も行っています。「観音様に一番近い場所でお詣りできるんだってー。それに1日で千日分のご利益があるって、スゴイ…」。そう言いながら、特別拝観の列に並びます。内々陣は、めったに入れない場所。秘仏で33年ごとにしかご開帳されない観音様の手に、この期間だけ結ばれているという五色の紐を握りしめながら、ミモロは、なにやら熱心にお祈りを…。


さすがに昼間に比べ、観光客の数も少ない清水寺の周辺。お詣りを済ませたミモロは、家路を急ぎます。

「なんか充実した夜だったー」と…。
*「清水寺の千日詣り」および本堂内々陣の「特別拝観」は、16日まで9:00~16:00(15,16日は、19:00~21:30の夜間拝観もあります)

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