「今日は、夕方からお出かけするのー」と、17時を廻り、昼間の強い陽射しもようやく和らぎ始めた頃、ミモロは、おうちから、琵琶湖疏水沿いをトコトコと歩きはじめました。


ここは、春は、桜並木が美しい通りです。
「あ、なんかいる…?」






疏水沿い、インクラインが始まるそばには、「巨大な輝き」と題された大きなオブジェが。

青空に伸ばされた手に、そのパワーを感じます。

さて、実は、この日、ミモロのお散歩の目的は、「京都市動物園」の夜間拝観に。でも、もう動物園の入口は、過ぎてしまいました。「いいの。今日は、新しくできた東出入口から入るから…」。それで、疏水沿いをグルッと歩いていたんですね。

今年、新たに開設された東出入口は、地下鉄東西線「蹴上駅」から、7分ほどと、地下鉄から便利になりました。

ミモロは、どこ?

ここには、「京都市動物園」オリジナルのグッズやおみやげ品も。


「聖護院八つ橋の特別バージョンだー」。動物園限定の八ッ橋です。
この動物園限定ではありませんが、動物園のショップだけに置かれているノートとおみくじも。


「このノート、かわいい…」。いろいろな動物のイラストの表紙のノートは、大人でも使いたくなるものです。
東出入口の周りは、琵琶湖疏水の噴水に面した開放的な空間。そこには、ウッドデッキが作られて、ベンチなどでのんびりと寛ぐこともできます。


「なかなかおしゃれな感じのスペース…」
また、動物園に関係するイベントなどを案内するスペースも。

今回、主に展示されていたのは、動物つながりということで、「アサヒビール大山崎山荘美術館」の「うつわに跳ねる動物たち」というバーナード・リーチの描く動物をモチーフにした器の展示との連携企画に関するもの。9月1日まで、それぞれの入場チケットを提示すると、団体料金で入れるそうです。(通常料金のそれぞれ100円引き)でも、実は、ミモロが、その案内スペースの展示で、興味を抱いたのは、奥に展示されていた古い瓦。

以前にも、お話しましたが、現在の動物園の場所は、平安時代、白河天皇により建立された「法勝寺」という広大な敷地をもつお寺があり、その伽藍の南側(現在の観覧車の付近)には、なんと高さ約81メートルと推定される八角九重塔が聳えていたのです。

度重なる落雷や火災などで焼失、1213年後鳥羽上皇の時代に再建されますが、1342年の南北朝時代に、またもや焼失。以後再建されることはありませんでした。
ミモロが、展示を見ていると、「あ、ミモロちゃん…また来てたのねー」と声を掛けてくださったのは、春に動物園の見学ツアーを企画してくださった「京都岡崎魅力づくり推進協議会」の藤井容子さんと、その折、動物のことをいろいろ教えてくださった「京都市動物園」の獣医さんの坂本英房さん。

「わー久しぶりでーす。今日は、夜間拝観があるって聞いたのでは、また来ちゃいました…動物園大好きなので」
「さすがミモロちゃん、しっかり情報をキャッチしてるー」と藤井さん。そうこの日は、年に何回かしか開催されない夜間拝観の日。夜20時まで動物が観察できる、ミモロには見逃せない日なのです。
「今回は、ナマケモノが公開されたり、もうじゅうワールドでトラがすぐ近くで観察できますよ。それからアフリカの草原のエリアでは、キリンやフラミンゴの赤ちゃんにも会えますよ」と坂本さんが、見どころを教えてくれました。
さぁ、動物に会いにゆきましょう。すでに18時をすぎ、辺りに夕闇が迫りつつあります。


慌てて駆け出すミモロです。

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