東山、岡崎エリアにミモロが必ずこの時期訪れる場所があります。
そこは、「野村美術館」の西側、「南禅寺」から北側にあたるお屋敷の並ぶエリアです。

「やっぱり、もう咲いてる・・・」
趣あるお屋敷の堀に咲くのは、花菖蒲。

「まだつぼみがいっぱいあるから、これからだね~」

敷地内には、立ち入らないでくださいとの看板が立っていましたが、ミモロがおとずれたとき、たまたまここの関係者らしき方がいらして、そばに行かせてもらいました。

「お花って、それ自体美しいけど、建物なんかといっしょだと、いっそう趣感じられるね~」

初夏の6月は、植物が勢いよく育つ時期・・・京都各所では、初夏らしい涼やかな花々を楽しむ時期なのです。
「あ、今、植物の植え替えしなくちゃ~」と、突然、ベランダの植物が気になり出したミモロは、家に帰る途中、ホームセンターによって、植え替え用のの土を求めました。
「さぁ、お世話しなちゃ~」

今回、植え替えるのは、昨年の「ネコのミモロのクリスマス写真展」の時、プレゼントされたポインセチア。そして東京から持ってきた「カネのなる木」です。どちらも見事に大きくなって、植木鉢が小さくなりました。

クリスマスの花と言われ、その時期になると町のあちこちにデコレーションの一つとして華やかな飾られます。
でも、この花、もともとはクリスマスとは無関係。
原産国は、メキシコ。つまり冬の花というより、実は暑さに強い花なのです。19世紀に、アメリカの初代メキシコ大使のジョエル・ロバート・ポインセットがメキシコで発見、アメリカに持ち帰り栽培、のちにヨーロッパへと伝わります。「ポインセチア」の名は、彼の名前に因んだもの。
「へぇ~人の名前だったんだ~」とミモロ。
この植物の燃えるような赤さは、魔除けの力があると言われ、またクリスマスというキリストのお誕生日を祝うのにふさわしい華やかなものとして、クリスマスの定番植物になります。
冬の時期、これほど鮮やかな赤い植物はなく、それゆえ、人気も高くなったのです。
「赤いとこ、お花じゃなくて、葉っぱが色づいたところだよね~」とミモロ。近くで観察しているミモロは、よく知っています。花は、先端にすごく地味で小さな部分です。
「これ、もととも暑い地域の植物だから、京都の夏でもきっと大きくなるね~」と。鉢植えの小さなものしかあまり知られませんが、育つと5mほどの木になるのだそう。
日本にこの植物が入ったのは、明治になってから。真っ赤な葉の姿から「猩々木(しょうじょぼく)」という和名も。
「大きく育てるんだ~」とさっそく小さな鉢から大きなサイズへ植え替えます。

冬の寒さには、弱いので、気温5度以上の場所へ。でもエアコンの近くはだめ。日の当たる窓際がいいそう。
クリスマスにプレゼントされてから、ただお水だけをやってきたミモロのポインセチア。あんまりお世話してるとは思えませんでしたが・・・。
お世話をろくにしてないのに、スクスク育ったのが「カネのなる木」。

鉢を大きくしていっただけで、これ以外にも大きくなったのは、「月桂樹」と「榊」「万両」です。

500円で、買ったときは、小さな細い苗でした。


榊には花、そして万両は、大粒の実をつけています。
「こっちのお花も咲いてるよ~」と、ミモロの世話する植物にもお花が咲いているようです。
「ほら~」


「サンショウもあるよ~」

「え~と、奥は大葉なの」

「だって、今からお素麺とか食べるでしょ…」と。
前も、ナスやシシトウ、セロリなども育てましたが、ミモロは「買った方が美味しい」という結論に達したのでした。
でも、シシトウあるじゃない・・・「だって、苗45円だったんだもの…」とホームセンターに行ったとき、特売だったのでつい。
ミモロ、ねぇ~観賞用の植物は「ポインセチア」以外にないの…?
「あるよ…ホラ…」

これは、榊の植木鉢に植わっていたもの。以前のマンションのベランダに植えた花の種が飛んでいたのかも…。でも、そのときの花は、今のものより何倍も大きなものでした。こんな小さなミモロサイズの花ではありません。
「もしかして突然変異?もっとたくさん育つといいね~」
「さぁ、お水上げなくちゃ…もっと夏になったら、大きくなるから、冷ややっこやお素麺の薬味になるね~。あ、生姜も育てようかな…」
あくまでも食べる植物を育てたいミモロでした。

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