ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

三条白川の美化活動。地域のみなさんと、川の草刈やゴミ拾い・・・みんなで守る美しい町

2016-06-28 | 京都

毎年、6月下旬、蛍のシーズンが終わると、三条白川は、ご近所の方々が力を合わせて、清掃活動を行います。

ミモロも毎年、ボランティアで参加しています。
「今年もがんばろぞ~」と、ミモロもはりきっています。

「よいしょ~」荷台を引っ張るミモロ。
それは、まだ早い…
ゴミを集めてからね…

まずは集まった御町内の皆さんに作業の手順の説明が…
ミモロもじっと耳を傾けて、自分の持ち場を確認します。

「あ、ミモロちゃん、来てたんだ~」と、お友達の中野さん。この地区の区議さんです。
長靴を履いて、さっそく川の中へ
「ゴミ、あそこにあるよ~」と、岸から声をかけるミモロ。

見てないで、ミモロも作業しなくちゃ~
「え~と、どこから始めようかな…」

ミモロは、川の中から刈られた草を岸で集めて、ごみ袋に入れます。
「よいしょ!ふ~」

それから、ミモロは、川の中に入って、8月の「白川こどもまつり」の金魚すくいの時、川に入る子どもたちがけがをしないように、川の中に散らばる陶器やガラスの破片を拾いました。
「うわ~たくさんある…」拾っても、拾っても限りないほどたくさん散らばる器の破片。
「なんでこんなに和食器の破片が川にあるんだろ…」
和食器の破片は、染付、織部、信楽など、いろいろな種類が…。どうもこの破片は、最近のものではなく、川底に沈殿した昔の食器の破片のようです。「昔は、なんでも川に流したから…」とそばの方。

「なんかくらわんか茶碗みたい…。壊れてなければ値打ちあったかな…京都の川らしいゴミかも…」

ミモロは、陶器の破片をたくさん集めました。そのころには、周囲の草刈りもほぼ終了。ゴミ袋が山積みに…


「さぁ、そろそろみなさん、終了してください…お疲れ様でした」

「はい、ミモロちゃん、お疲れ様…」中野さんも汗びっしょり・・・。でも、みんなで地域をきれいにする・・・作業の後は爽快です。

「あの~これ、川で拾いました…」と、世話役の方に、1円玉を渡します。
「はい、これどうしますか?」「え~と、神社のお賽銭にしてください…」とお願いを…。
ミモロが、見つけた1円玉を奉納します。

「はい、お疲れ様~お茶飲んでくださいね~」頂いたお茶でのどを潤すミモロです。

美しい京都の町…観光客の皆さんは、そんな町に感激します。でも、それは地域の人たちが、みんなでお世話をしているから…。「だから観光客の人たちは、ゴミを捨てちゃだめなんだから…」とミモロ。

ミモロが川で、陶器の破片拾いをしていると、外国人観光客が「何してるんですか?」と声をかけてきました。
「みんなで、きれいにしてるんです…」というと、「そう、なんですか・・・がんばってくださいね~」と。
「きっとあの人たちは、京都にゴミを捨てないね…」

京都を訪れる観光客にも、地域のお仕事を一緒にしてもらうといいのにね。
若い人の中には、京都の人たちと何か一緒に活動するのが楽しいという人も多いんです。
外部の人が、京都の地域活動に参加すると、いっそう京都を好きになるもの。

ミモロも、京都に暮らし始めて、地域活動に参加することで、顔見知りの人もグッと増え、いっそう町への愛情が深まりました。

昼前に、白川の美化活動は終了。

「お腹空いた~」というので、川沿いの中華料理店「森幸」でランチを
「これ大好物・・・」
ミモロのお気に入りは、「担々麺」。「辛くなくて、胡麻のたっぷり入ったスープがすごく美味しいの。なんかこれ食べると元気になるんだ~」と。ミモロのパワーフードのひとつです。

来月は、いよいよ「祇園祭」。京都の町にまた大勢の観光客が訪れます。今年は、山鉾巡行が日曜日に当たり、そのにぎわいは今から想像できるもの。

「今年も、もうすぐ・・・」京都の町中には、7月1日から、祇園囃子が響きます。




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