ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

花菖蒲が美しい「しょうざん リゾート」の日本庭園。山野草の買える「茶花園」

2016-06-06 | 京都

京都の北、鷹峯の「しょうざん リゾート」の日本庭園に来ているミモロ。
「しょうざん リゾートって、ホウリング場やプール、レストランなんかあって、昔から京都の人のリゾートなんだって~」
ここができたのは、昭和23年、戦後まもなくのころ。もともとウールの着物や染めの研究所を設立し、その後、ボウリング場などのアミューズメント施設が増設されてゆきました。今も、染織工芸館をはじめ、京都の工芸にかかわる品々が揃う場所。
京都生まれの人なら、一度は家族で、またデートで訪れたことがあるはず…。

ここにある日本庭園は紅葉で有名。「でも、新緑もいいよ~」と、ミモロは、北山杉や苔の緑が爽やかな庭内をお散歩。

隣接する「茶花園」に足を延ばします。
 本阿弥光悦が江戸時代、家康から拝領したこの地に「工芸村」を作り、その時代の文化をリードするさまざまな工芸品を作りだしてゆきます。光悦がこのむ茶道。

「茶花園」には、茶室に相応しい山野草や盆栽が種類豊富に揃っています。
 
ホタルブクロに、ヤマアジサイなども…
  
町のフラワーショップでは、あまり扱っていない日本らしい可憐な花々です。

「ここには四季折々、いろんな草花が揃っています…ほら、これは5月の葵祭の双葉葵です」とスタッフの方。

「あ、これ育てるの難しいんだ~、ミモロ、上賀茂神社で買ったけど、枯れちゃったの…これ、元気そう…」とミモロ。
「そうですか…水を切らさないようにすれば、よく育つんですけどね~」と。ガーデニングの得意なミモロが失敗した植物です。「五月の初めのころに来ると、双葉葵の鉢がいっぱいありますよ」。

「あれ、これドクダミ…これも売ってるの?」「そうです、茶花になりますから…」「ミモロのお家の植木鉢に自生して、育つを抜いてる…雑草かと思って~」とミモロ。
ドクダミもこのように植木鉢に育てると、なかなかりっぱに見えます。「そう、雑草ってないって、前にどこかのお寺のご住職が話してた…。雑草って決めたのは人間なんだって~。あの、植木鉢に育って抜いてるドクダミ、今度、ほかの植木鉢に植えてあげよう…」と。虫もつきにくく、強いドクダミは、結構いいベランダのプラントになるかも…。

「山野草の寄せ植えガーデニング教室ってあるんだ~」と興味を抱くミモロ。
二人以上の申し込みで、二種類の草花を寄せ植えできます。「今度、お友達誘って参加しようかな~」と。参加料は、すべての材料と指導込みで2700円。申し込みは、「茶花園」専用電話 075-495-2466で



さて、「茶花園」の奥では、友禅染めのノリ置きの作業をなさる職人さんの姿が。
「ここで作業なさってるんだ~」としばし見学。

再び庭園に戻ります。緑のトンネルの中を進むと…

「あ、咲いてる…」花菖蒲園に至ります。
 
池のまわりに咲き誇る花菖蒲…
 
「見ごろは、これからだって…」
 

「しょうざん リゾート」では、6月4日から12日まで「華しょうぶ会」という庭園の散策、お食事、特別拝観などがセットされた特別プランがあります。ひとり6480円。日本情緒にたっぷり浸れるプランです。詳しくは、「しょうざんリゾート」のホームページで





鷹峯の山を渡る風が爽やかにミモロのそばを吹き抜けます。





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