四条河原町の交差点を少し東側に進むと、古い趣のある町家があります。この辺りは、京都の繁華街。高島屋や丸井百貨店などがあり、常に大勢の人でにぎわっています。
その同じ通りで、時代を超えた老舗の櫛専門店「二十三や」が、京都らしさを観光客に伝えています。


「柘植の櫛で髪を梳かすと、痛まないんだってよ~」と、年々、毛並の痛みが進むミモロ。
この日、真剣な面持ちでお店を訪れました。
創業文政5年(1820)、もうすぐ200年になるお店は、時代を物語る趣が今も残っています。


「あの~なんで『二十三や』さんっていうんですか?」と、お店の名前を不思議に思うミモロです。
「それは、昔、梳き櫛は、唐から伝わったんです。だから『唐』=『十』に、『くし』=『9と4』全部たすと23になるでしょ。だからですよ」とご店主に伺いました。
「なるほど~」と、納得するミモロです。
お店の中をあちこち見るミモロ…

お店のガラスケースには、さまざまな大きさや形の櫛がならんでいます。使う目的に合わせて、細かく種類がわかれているのです。

柘植の櫛は、プラスチック素材のものと異なり、静電気が起きないため、髪を傷めないのだそう。
手入れをして使えば、まさに一生ものになるそう。

「ミモロが使えるのあるかな~」
ケースの中には、ミニチュアサイズの櫛も…「かわいい…でもちょっと小さすぎかも…」

「これは、すごく細かい竹製の櫛です・・・」と見せてくださったのは、隙間が見えないほど細かいもの。

「あの~これで髪梳かせるんですか?」とミモロ。細い髪なら、す~と梳かすことができ、髪の汚れも取れるのだそう。
ミモロの毛は、ストレートではないので、ちょっと無理かも…。
「う~ミモロにあったのどれかな?」とあちこちケースの中を覗きまわります。

「これ、なあに?」

「こっちは、眉毛用です…」

「ホント、いろんな櫛があるんだね~。もっと外国人の人に教えてあげたら、買いに来るんじゃないかな?」とミモロ。
でも、日本の櫛に興味を抱く海外観光客も多く、ミモロがお店にいる間にも何にも店を覗きに訪れていました。
「わ~かわいい…こういうのいいなぁ~」とミモロが一番気に入ったのは、お花が描かれた櫛。

「なんか浴衣着るときに髪に飾りたい…」
ほかにもかわいい品々がいろいろ・・・


櫛の値付けストラップも人気だそう。
ミモロ、どれにするの?

「う~ん・・・なんかミモロの毛だと短すぎるみたい…櫛通らない…」と、結局、ミモロ向きのものは見つかりませんでした。
「でも、いいなぁ~」と諦めきれず、憧れのまなざしで、お店の品を見つめます。
*「二十三や」京都市下京区四条河原町東入ル 075-221-2371 10:00~20:00 第3水曜・元旦休み

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