いつも出町柳の「枡形商店街」にお買い物に行くとき、前を通る、ミモロが気になるお店があります。
「ねぇ~ゆっくり寄りたいよ~」と、いつも自転車からいうミモロ。
それは、鴨川の西側、賀茂大橋を渡ってすぐにある「妙音弁財天」の前にあります。
黄色いビニール屋根のお店です。
「ここ、ゆっくり来たかったんだ~いつも前通り過ぎるだけだったんだもの…」と。
このお店は、金魚屋さん「松本金魚店」で、なんと50年以上ここでご商売をなさっているそう。
おじいさまの代からはじめ、お母様、そして今は、その娘さんがお店を営んでいるのです。
「わ~錦鯉だって~」まだ小さいサイズの錦鯉は、1匹2000円。「大きな池で飼うと、りっぱな鯉になりますよ」とお店の方。
「この鯉まだ赤ちゃんなんだ~」小さいながら、キラキラ輝く体は、将来が楽しみ・・・。さぞやりっぱな鯉になることでしょう。
店先に並ぶのは、元気な金魚。和金は、1匹180円。
「これなら、お小遣いで買えるかも…」真剣に金魚を見つめます。ネコが金魚見つめていると、食べるのかと思われるかも…。
「え~そんな~ミモロ、金魚育てたいの…」
「こっちの金魚もいいななぁ~」
丸い体つきの金魚と、出目金、赤や黒の模様がある金魚です。「こっちは1匹650円だって…ちょっと高いなぁ~」と悩みます。
「あの~ミモロのお家には、大きな鉢があるんだけど、そこで飼えますか?」
「はい、大丈夫ですよ」
「でもこのタライより小さいから何匹くらいがいいのかな?」
「そうですね。2匹か、3匹くらいなら大丈夫。一匹より複数で飼った方が、よく餌も食べるし、いいんですよ」とのアドバイス。
「1匹じゃ寂しいもんね~。あの~お水は、どうしたらいいですか?」
「水道水でいいんですよ」と。「え?京都は、水道水で金魚飼っていいの?東京だと、なんかお薬入れたり、1日汲み置きしなくちゃいけないのに…」
そういえば、ミモロの知る金魚を飼っているお家は、みんなバケツなんかで何匹も買っています。
「松本金魚店」は、3月から11月までの営業。冬の間は、金魚の冬眠期間なのでお休みなのだそう。
ここでは、金魚の餌や水槽に入れる小石や水草なども売っています。
「これ水槽の小石・・・」
「こういう風に飼うと、金魚よく見えるね~」
さて、ここでは、週末、金魚すくいやヨーヨー釣りなどもできるのだそう。
「やってみたいなぁ~。また来ようね」この日は、おあずけ・・・
ミモロ、ホントに金魚飼うの?「うん、飼いたいけど…」
「こっちにしようかな?」と、かわいいおもちゃの金魚を見つけました。
「あの~ちょっと考えてから、また来ます・・・」というと、その時、猛烈な雨が降りだしました。
「わ~すごい雨・・・お空は晴れてるのに…どこから降ってくるのかな?」ととても不思議な天気です。
ミモロのいるところには、強い日差しが注いでいます。でも雨も降っているのです。
「天気雨・・・キツネの嫁入りっていうんでしょ?でも、これほど激しいと、お嫁入りできないよね」
京都では、日がさしながら雨が降ることは、それほど珍しいことではありません。
しばらく雨宿りをして、やっと帰ることができました。
鴨川を渡ると、東山の方向にまだ黒っぽい雲が垂れ込めています。
「きっとあの雲の下、すごい雨が降ってるんだよね」
橋を渡るミモロには、ピカピカのお日様が注ぎ、暑さも戻ってきました。
「京都の町、シャワー浴びたみたいだね~」
京都には、真夏の陽射しが、濡れた町を乾かしてゆきました。
*「松本金魚店」営業時間:9:00ごろから夕方
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