ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

6月30日の「大祓」の厄除けの「粟田神社」での茅の輪づくり。夏の健康と、1年後半の厄払い

2016-06-29 | 祭事・神事・風習

京都は、6月30日、各所の神社で「大祓」(おおはらい)の神事が行われます。身の穢れなどを浄化させる『大祓』は、6月と12月におこなわれるもの。特に6月は、「名越の祓い」と言われ、夏の健康を願います。

ミモロがよく参拝する東山の「粟田神社」で、「名越の祓い」に使われる茅の輪づくりが行われ、ミモロもお手伝いに行きました。



10時過ぎに境内に到着。「あれ?もう終わっちゃってる…」すでに本殿の前には、茅の輪がセットされ、ミモロのお手伝いは間に合いませんでした。


さて、この「名越の祓い」は、健康にかかわる穢れを祓うもの。「夏バテの予防?」と、毎年、猛暑の京都の夏に、さすがのミモロも体力を消耗する日々が続きます。

でも、それ以上に、昔は、冷蔵庫もクーラーもない暮らし。そのため、暑さによる食品の劣化から、食中毒などが多発したのでした。そのため、特に健康維持には気をつけなくてはなりません。神様のお力を借りて、健康を守る、そんな願いが「名越の祓い」のルーツです。

「名越の祓い」では、境内に設置された大きな茅の輪をくぐり、身を清めます。

「茅の輪にもくぐり方があるんだよね」
そう、8の字に輪をくぐります。

茅の輪の材料は、チガヤというイネ科の植物ですが、ススキに似ていることからか、最近はススキの葉が主に使われるそうです。


葉が鋭いチガヤは、まるで刀を思わせ、厄除けのパワーがあると昔から言われるもの。

「ちょっとくるぐ練習しよう…」


「ヨイショ~」茅の輪はまたいでくぐります。


小さなミモロにとって、またぐのはなかなか大変。

あの、練習はいいから…

境内に散らばった葉を茅の輪の脇にさすことに・・・「やっとお手伝いできた~」


「6月30日にくぐりに来よう・・・」

この時期だけ、見ることができる茅の輪・・・京都に来たら、ぜひ茅の輪くぐりを忘れずに・・・。


ところで東山蹴上にある「粟田神社」のお神輿は、現在、平成の大修理の真っ最中。10月の秋の大祭に向けて滋賀の彦根で修復作業が進んで、秋にはお目見えする運びに…。

「いつもお世話になっている神社だから、神輿修復の寄付させていただこう・・・」
1口5000円の寄付。ミモロもお小遣いから…。

「はい、ありがとうございます」と佐々貴宮司さん。


すでにこの地域では、有名ネコとなっているミモロ、寄付もミモロの名前で…。

「秋のお祭りが楽しみだね~」と、爽やかな風に吹かれるミモロでした。



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