ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

五条坂そばに、40年。日本庭園と茶室のある隠れ家的喫茶店「枩滴庵(しょうてきあん)」

2016-09-03 | グルメ

ある日、ミモロとお友達は、京都の町歩きを楽しんでいました。「あのね、ちょっと気になる喫茶店があるんだけど…ミモロちゃん、ごいっしょしてくれる?」とお友達。「いいよ~。ちょうど喉渇いてたし…」と、二人並んで東大路通を五条坂の交差点方向に南に歩いていました。

交差点近くのビルの駐車場の前を通りかかると、「あ、この奥・・・」とお友達。「え?駐車場にあるの?」とミモロ。確かにビル1階の駐車場の奥には、オレンジ色ののれんが下がっています。
そばには「喫茶 枩滴庵」という矢印つきの看板があります、

その暖簾をくぐると、そこからは、突然、日本庭園へと続く道が…
「え~ここどうなってるの?」
石段の途中には、滝もありました、

さらに石段を上がると、パーっと目の前が開け、そこに平屋のお家が立っています。
「あれ?ここにお家がある…」
建物の入口には、「ぜんざい 抹茶」とかかれた木の看板が下がります。
「やっぱりここが、喫茶店なんだ~」
中に入ると、そこは昭和ぽい雰囲気のインテリアが…。ゆったりとしたスペースでひと休みするにはぴったり。
窓からは外の庭園の眺めも

「わ~すごく開放的・・・お庭の眺めも楽しめていいね~。それにすごく静か…。こんな場所にこんな素敵な喫茶店があるなんて、全く知らなかった~。う~穴場・・・」と、ともかく驚くミモロです。
というのは、五条坂は、清水寺に行く観光客でいつも賑わっていて、東大路通は、五条通を曲がる車で、いつも渋滞していて、とても静か…という言葉は似あわないところなのです。

「いらっしゃいませ~。キャ~かわいらしいお客様…何になさいますか?」とお店の方。
ミモロは、テーブルに置かれたメニューを見て、「あ、ミモロの大好きなものの組み合わせがある~。これにしよう!」と、即、決めたのは、「白玉とアイスクリーム、黒蜜添え650円」です。確かにミモロが大好きなものばかり。「それ、私も好きなものなんで、みんなのせてみました」とお店の方。

しばらくしてミモロの前には、お皿にいっぱいの大好物が…
「わ~すごい~。ソフトクリームのお山に、黒蜜ときな粉が掛かってる...」ともう夢中。
「あ、白玉も3つあるよ~。キャ~そばに抹茶アイスも…」「まるで雪山の景色みたい…風流だね~」と大感激のミモロ。
「ちょっと食べてもいいよ~」と、向かい側に座ったお友達にも分けてあげました。

そもそもこの喫茶店は、40年前にできたそう。その昔、この場所には、「歓喜光寺」というお寺があり、その一角のこの場所に、料亭「還翠楼」があって、昭和46年の改装で、現在の姿に。今は料亭はありません。
周囲には、高層のホテルやマンションが囲みます。

「ここだけ、別世界・・・」庭を眺めながら、のんびりするミモロです。

「ここは、春の桜も見事なんです。紅葉も素敵だから、またいらしてくださいね~」と。「わ~ここなら、アイスクリーム食べながら、お花見ができる~。絶対、春来よう…」と、「ホントはだれにも教えたくないんだけど~」とこっそり本音を…。


「奥に、お茶室もありますから、見学しますか?」と言われ、庭の奥へと進みます。
 
奥には、趣あるお茶室が。ここは誰でも申し込めば、お茶会が開催できる「貸茶室」です。
「へぇ~お道具も無料で貸し出ししてるんだって~」とミモロは興味津々。
飛び石を経て、躙り口へ 

「なんか、ここにこんな場所があったなんて、信じられない~」と、感激するミモロです。

「京都って、まだまだいろんな場所あるんだね~」と、五条坂の隠れ家的喫茶店を見つけて嬉しそう。

庭は、今、サルスベリが満開。


秋の紅葉も楽しみです。

*「枩滴庵(しょうてきあん)」京都市東山区東大路通五条上ル梅林町564-1 075-541-1371 10:00~17:00 土・日曜・祝日休み。紅葉や桜の時期は、臨時営業も… 交通/市バス「五条坂」下車すぐ




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