ミモロが毎年、お手伝いに出かける東山の「粟田神社」のお祭りが、今年も10月8日~10日に行われます。
今年も見どころはいっぱい。「そう、お神輿が修復されて戻ってくるんだよ」とミモロは、今から楽しみにしています。昨年の祭り終了後、トラックに積み込まれ、滋賀の工房へ向かったお神輿。1年の時間をかけて、ついにもうすぐ戻ってきます。
京都には、「葵祭」「祇園祭」「時代祭」という京都三大祭と言われるものが全国的に知られています。「でも、もっといろいろな素晴らしいお祭りがあるんだよ~」と、ミモロはいつも東京のお友達に話しています。
地域の人たちが協力して、時代を超えて受け継いできた祭りです。
「粟田神社」の「粟田祭」も、ぜひ注目したい祭りのひとつ。
8日は神賑行事 石見神楽や夜店。その名の通り、人々が神様を楽しませるために、みんなで賑やかに過ごす夜。
9日は 17:30から 夜渡り神事という大きな燈篭が町を巡る幻想的な神事が。
10日は、12:00から神幸祭。剣鉾と神輿が町を巡行します。
「もう3日間忙しくて~」とミモロ。お手伝いやるき満々です。
さて、祭りの準備は、すでに夏から始まっています。8月のとある日。ミモロは「粟田神社」へ。
「あ~遅くなっちゃって~すみません~」と、まず近くの小学校へ。
ここでは、地元の方と京都造形芸術大学の学生さんたちが、9日の夜渡り神事の「大燈呂」づくりに汗を流していました。
毎年、新たな大燈呂が登場。ここでは、来年の干支の酉を製作中。
「これ酉のくちばしだ~」。完成するとこんな感じに…
「完成予定図」
これには、羽もついています。
「こんな感じになるの?」
「ちょっと違うかな~。でもミモロちゃん似合うね~」
バタバタバタ、調子に乗って、鳥になるネコでした。
遊んでいるミモロのそばでは、製作作業が着々と進行中。
今年の干支のサルは、出番を譲り、壁際で、ちょっと寂しそうに作業を見守っています。
毎年、バージョンアップしている「大燈呂」。学生さんは、次々に卒業してゆきますが、その技術は、不思議に、後輩へと引き継がれているのだそう。毎年参加する地元の皆さんの技術も格段にアップしています。
おそろいのTシャツも、仲間の結束を強めます。
作業場をあちこち歩き回り見学するミモロ。ミモロのお手伝いは、みんなに笑顔を運ぶことのよう。
「お疲れ様~ミモロちゃん」学生さんたちに笑顔を運んだミモロでした。
「9日の夜が楽しみだね~」本当に幻想的な大燈呂の巡行。青森のねぶたのルーツとも言われます。
さて、そこから神社に向かうミモロ。
社務所の2階で、ほかの準備が進んでいるそう。「見学させてもらおう~」
社務所の2階の和室では、お祭りの時だけ限定の木札づくりの真っ最中。
「これに焼き印押すの~」
机の上には、小さな木札が並んでいます。
ここに焼き印を押し、紐を通し完成。それから、神殿で神様からパワーを頂きます。
ひとつひとつ丁寧に作業が進みます。「ミモロちゃん、やってみる?」「うん・・・」あまりに熱心に見つめるため、一度、失敗した木札で、焼き印体験をさせていただくことに。「ブチュ~」
「熱いから気を付けて…」「真っ黒~」
さてこの木札、一見、木を小さく切っただけと思われがちですが、そこは京都。すべての角をやすり掛けして、面取りをします。穴の部分にも紐が通りやすいよう、やすりをかけるそう。だらか、手に持つと、とても滑らかに感じます。
毎年、粟田祭の神幸祭で、神輿が「青蓮院」に入り、神事を行う間、お寺の階段のそばで、求めることができます。今年は、神輿修復の特別バージョンです。どうぞお見逃しなく。
「そう、数量限定だからね~」とミモロ。当日はミモロもそこに入る予定。
ぜひ粟田神社のお祭りにおいでください。
*「粟田神社」の詳しい情報はホームページで
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