山科の「毘沙門堂門跡」に参拝したミモロは、そこから山道を経て、塔頭の「双林院」へと向かいます。

紅葉の山に続く小路・・・ときどき立ち止まっては、周囲の景色を楽しみます。


「双林院」は、「毘沙門堂門跡」の塔頭。「お寺なのに、鳥居があるんだ~」

でも、門の構えは、お寺のスタイル。

門を過ぎ、右側にご本尊の「大聖歓喜天」を祀るお堂があります。


寛文5年(1665)に「毘沙門堂」の塔頭そしてに、天台宗の公海大僧正により建立されました。
「このお堂の中に、聖天さまいらっしゃるの~」と、中を覗きこむミモロですが、ご本尊は秘仏。なんでもそのお姿は、頭が象で、体は人間。2体向き合って抱擁しているお姿で「男女合体神」なのだとか。
「仲良しの神様なんだ~」とミモロは、想像するばかり。「夫婦和合」のご利益が・・・。
山に抱かれたようにある境内。周囲の紅葉がひときわ色濃く感じられます。

境内の奥には、「不動堂」があり、不動明王と阿弥陀仏が祀られています。

さらに奥には、滝修行の場があり、そこにも不動明王の石仏が…。

この時期は、もみじ祭り。境内の一角には、緋毛氈があり、仮設テントでおでんや炊き込みご飯が用意され、そこで味わうことができます。「イートインなんだ~」


ミモロは、ここで炊き込みご飯を買いました。

「紅葉見物にいろいろなところに行くと、結構拝観料かかるんだよね~」と切実な声。1か所500円~800円くらいかかる拝観料。いろいろ紅葉見物していると、毎年、3000円~5000円くらいかかっています。
もちろんそこに行く交通費も必要。気づくと、毎年1万円くらいは紅葉狩りでかかっている計算になります。
「京都の人は、あんまり拝観料がかかるところは行かないで、ご近所の紅葉楽しんでるよね~」とミモロ。
毎年見られる紅葉です。長らく京都に暮らす人たちは、町歩きで紅葉を満喫しています。めったに拝観料がかかるところに行かない…行ってもせいぜい1か所か2か所というところでしょうか。
「紅葉で動くのは、観光客だよね~」とミモロ。それは春の桜でもいえること。
特に秋は、修学旅行生の姿が目立ちます。「春の桜は、学校の始業の時期に重なるから、修学旅行生は少ないよね~」とミモロ。秋は、全国から訪れる修学旅行生が、あちこちに。
「さぁ、山科の駅に戻ろう~」と紅葉の境内を後にすることに。


最近は、スマホ片手にルート検索をしてる観光客が大勢。「歩きスマホは危ないよね~」と、時々思うミモロです。
スマホで検索しているのは、若い人たちか外国人観光客。中高年の観光客の多くは、紙の地図やガイドブックが主流です。
「老眼だとスマホ見えにくいんだって~」とミモロ。また「わからなければ、そばの人に聞けばいんだよね~」と思うミモロでした。「でも、最近、道を聞くと、聞かれた人が、グーグルマップで検索して教えてくれるの」と、きっと聞かれた人もよくわからなかったのでしょう。親切な方です…。
お寺を出たときに、観光客の女性が他の人に、「あの~この道進めば、蹴上の方に行けるんですよね」と道を聞いていました。
そばで耳をピクピクさせたミモロは。ここからだと、結構ありますよ~」と思わずアドバイス。
琵琶湖疏水沿いの山道を進み、南禅寺から京都の町に進もうとしているよう。「1時間以上はかかりますよ」とミモロ。「どんな感じの道ですか?」と聞かれ、「南禅寺に出ようと思ったら、山を越えないといけないから、結構大変だと思います。もう1回行こうとは思わないかも…ハイキングの覚悟しないと…」とミモロ。特別、ハイキングのスタイルではないその女性。「京都の山をなめてるな~」とひそかに思うミモロです。「歩くの好きですから~」とその女性は、西方向に進んでいきました。「気を付けてね~」と見送るミモロでした。「まだお日様高いから、大丈夫だね~きっと」と。
冬の京都の夕方は早く、15時過ぎたら、山道に入るのは危険。あっという間に暗くなってしまいます。天気が急変しやすい京都。くれぐれも15時過ぎの山歩きは、やめましょう。
でも天気のいい日の外出は、ミモロは、よくお日様の位置や影のつき方を見て、方角を確認。
この日もミモロは、「山科の駅は、ここからだと、南方向・・・」と、来た道ではなく、他のルートを進むことに。
それは山道と住宅地の細い道です。


ネコの勘を駆使して、「こっちだ~」といいながら、細い道を進みます。山科のこの辺りは、実は何度か来ているミモロ。
車が通れないような細い道をたくみに・・・。途中、犬にほえられたりもしましたが、無事に山科駅に到着。
グーグルマップはとても便利だけど、うまく検索できなかったことにも備え、なくても歩ける勘を養うことも大切では・・・。

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