まもなく師走の12月という11月29日に、八坂の塔のすぐそばにある「八坂庚申堂」で、今年最後の「納め庚申」が行われました。


この「庚申」は、干支の庚(かのえ)申(さる)の日のことで、体の中にいる三尺の虫が寝ている間に抜け出して、人の寿命を司る天帝に、その人の罪や穢れを告げ口するので、それを脱出させないように徹夜で祈るのが「庚申待ち」です。この夜、ここでは、1日中ご祈祷を行いこの「庚申待ち」を行っています。
「庚申の日」は、60日ごとにめぐってくる日で、今年の最後が11月29日でした。来年の一の庚申は、1月15日です。
「今年もちょっと食べすぎちゃったかな~」と反省するミモロは、この日お願いに訪れたのです。


ご祈祷などが行われている本堂に、参拝。「あ、サルさんたちにも挨拶しなくちゃ~」と、本堂前のお線香台を支える三猿に近づきます。


「見ざる聞かざる言わざる」の三猿さんにご挨拶。


すでに何回が参拝しているので、顔なじみなのです。
サルに縁の深い「庚申堂」には、くくり猿という手足を縛られた猿の人形を納めるのがならいです。


これは、人間の欲望を我慢する姿。願いをかなえるこつは、湧き上がるさまざまな欲望を抑え、一途に進むこと。それを象徴sる姿でもあるのです。
ここでミモロは、毎年、小さな猿の土鈴を求めます。

ミモロの楽しみはもうひとつ。それを、「庚申の日」のこんにゃく焚きです。


サルの形に抜いて煮たコンニャクを3個、北を向いて無言でいただきます。無病息災になりありがたいコンニャクです。
モグモグ・・・ミモロは、小さなサル型のコンニャクを無言で…。美味しかったのか、目がうれしそう。


もう話していいんじゃないの?「あ、美味しかった~。これで無病息災。年末に食べすぎても大丈夫だよね~」と。
師走は、忘年会やいろいろな宴会が多く、そのための予防?
12月に入り、京都は師走の色を濃くしてゆきます。
「え~今年ももうすぐ終わっちゃうんだ~」と、この1年を顧みて、時の速さを痛感する日々です。

*「八坂庚申堂」の詳しい情報はホームページから

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