12月8日は、「成道会(じょうどうえ)」。この日は、お釈迦さまが悟りを開かれた日と言われ、京都の各所では、法要が営まれます。「この日は、今までの行いを反省して、新たな道を見つけるのにいい日なんだって~」とミモロは、最近、お坊さんから伺ったお話を思い出します。
さて、北野天満宮の近くに位置する真言宗智山派の「千本釈迦堂」(大報恩寺)では、「大根焚き」が行われます。


参道には、手づくり市などのテントも並び、地元の人をはじめ、観光客が大勢訪れています。
「だって大根焚きいただけるんだもの~」と、ミモロは、大根がお目当て。


「これで大根いただける~。え~とどこに並べばいいのかな~」とキョロキョロ。
そもそもここでの「大根焚き」は、4本の大根を縦に半分に切って8本に。その切り口に釈迦の梵字を書いてお供えし、参拝者が「厄除け」としたそう。その後、その「厄除け大根」は、他の大根と一緒に炊き上げて、参拝者にふるまわれたのが、「大根焚き」の始まりだとか。


「梵字」が書かれた大根も並んでいて、「これは自宅で焚く人が求めるんだって~」とミモロ。でも、すぐに食べたいミモロは、もちろん焚かれた大根の方へ。そこには、長蛇の列ができていました。しばらくそこに並んで、やっとミモロの番に。
大きな釜が数個並ぶテント。鍋の中には、大根とおあげが焚かれています。丸1日かけてゆっくり焚かれた大根です。

「1人前ください~」と、チケットを渡し、大きなお椀を受け取ります。

そばに座っている地元の方「昔は、500円だってのに~。1000円ってずいぶん値上がりしたんだ~」と。近年、京都各所の「大根焚き」は、1000円が相場。
「これ食べれば無病息災になるんでしょ!」とパクリ。「お味がすごくしみてて美味しい~」と大きな大根を平らげます。
無病息災といっても、全部一度に食べてお腹壊しては元も子もありません。
「うん、一度に食べれないから、おうちに持って帰ろう~」とミモロは、持参した密閉容器に大根を移します。さすが馴れてるミモロ。会場では、150円で、持ち帰り用の容器も販売されていました。
さて、本当は、大根をいただく前に参拝するところですが、ミモロは、落ち着てから参拝を。


ここ「千本釈迦堂」の本堂は、鎌倉初期に創建されて以来、火事にも見舞われず京都の町中で、最も古い建造物として国宝になっています。ご本尊は釈迦如来です。
まず、お線香とロウソクを奉納。そして参拝を…。


「もっと近くでお釈迦さま拝ませていただこう~」と本堂の中へ。

まるで雪でも舞い落ちそうな寒い日。それでも多くの参拝者が訪れています。

「今年もミモロ、いろいろレポートしたけど、みんな喜んでくれたかなぁ~。来年も頑張らないと~」と決意を新たにする「成道会」の1日でした。
*「千本釈迦堂」の詳しい情報はホームページから

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