京都の紅葉が終わるころ、ミモロは、「曼殊院」の近くにある「京都薬用植物園」の「晩秋の研修会」に参加しました。


「京都薬用植物園」は、「武田製薬工業株式会社」が昭和8年から薬用植物の基礎研究のために創設されたところ。園内には、薬用植物を中心に約2600種の植物を栽培し、栽培研究、遺伝子資源の収集・保存などを行い、絶滅危惧種なども栽培などにも務めています。
通常は公開されておらず、季節ごとに「研修会」という薬用植物を知る特別見学会が行われるのです。ミモロも申し込み、見学できることに。


まずは、受付を済ませ、園内のマップや園内の植物などの資料を見学。


「ミモロ、Bグループだって~」見学会は、20人ほどのグループに分かれ、園内のいろいろなポイントで職員の方が植物の説明をしてくださいます。
「みなさん、こちらへ来てください。これは、カリンの木、のど匂いかいでみてください」と職員の方。


「これものど飴なんかにあるよね~」とミモロ。「う~特別いい香りじゃないけど~」クンクン
山の斜面に広がる約94000平方メートルという広大な敷地は、日本薬局方に収集されている重要な薬用の基原植物の栽培・展示をする「中央標本園」、代表的な漢方薬に使われる植物を展示する「漢方処方園」、約1000種の薬用・有用樹木が育つ「樹木園」、約560種の品種を保有する「ツバキ園」、ハーブなどが栽培される「香辛料園」などに分かれています。見学会では、季節ごとに見どころを解説してくれます。
ミモロたちが向かったのは、「中央標本園」と「漢方処方園」です。


「あ、この漢方薬知ってる~」とミモロ。そこには、漢方薬として多くの人がおなじみものが、集められています。


「これ塗る漢方薬だって~」とちょっと試したり、高麗人参をはじめ、珍しいものを実際に触れてみたり。


職員の方の解説を聞き、漢方薬の原料の姿を知ることができました。
漢方薬というと、昔ながらの薬品と思われがちですが、今や医療にも処方されることが多いそう。人間の体のリズムや流れを整える漢方薬ですが、その効果は、ますます期待されるものに。
「あ、この匂い知ってるかも~」とミモロ


いろいろな漢方薬を作る植物に触れ合うミモロたちでした。


さて次は、「樹木園」に向かいます。山の斜面を巡る道をトコトコ進むミモロです。


「あ、山茶花~」この時期咲くのは山茶花。1月過ぎから咲きだすのがツバキだそう。
「これは、タラヨウという文字が掛ける葉で、紙が貴重な時代には、これに文字を書きました。


「ハガキ」はこの葉に買いたことから始まった言葉です」と、「なるほど~英語ではポストカード・・・日本語のハガキってそういわれると不思議な言葉だったんだ~」とミモロは納得。「定形外で切手を貼れば、この葉っぱもハガキとして使えますよ」と。
大きな固めの葉に、傷をつけると茶色に変色し、それは葉が乾燥しても残るそう。「これでお便りもらったらうれしいかも~」と思うミモロです。

さらに山道を進むと、山頂に到着。


市原方向が眼下に広がります。

職員さんの解説も終了すると、自由行動で、思い思いに山道を散策。



ミモロは、植物で遊ぶのが大好き。のんびり山道を歩いて、薬用植物園見学は、1時間ほどで終わりました。
「展示館もぜひ見学してください~」とのことで、ミモロは、園内にある古い洋館の「展示館」へ向かうことに。

*「京都薬用植物園」の詳しい情報はホームページから

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