晴天に恵まれた10月20日。京都各所では、秋の祭りが行われました。ミモロは、下鴨から自転車で、西へと向かいます。
約40分で到着したのは、世界遺産 真言宗御室派総本山「仁和寺」です。
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「仁和寺」は、仁和2年(886)に第58代光孝天皇によって建立を発願。しかし志半ばでご崩御されたため、第59代宇多天皇が、その意志を継がれ仁和4年に完成します。代々住職は、皇室の方々が務める門跡寺院で、境内には、御所から移築された建物など、雅な設えが門跡寺院らしさを示しています。格式ある「旧御室御所」と呼ばれる所以がそこに。
さて、この日は、近くにある「福王子神社」の剣鉾と神輿が、境内へと参内します。
ミモロは、寺の正面の大きな仁王門のところで神輿が着くのを待っていました。
すると・・・「あれ?もしかして、前にどこかで会ったことある子でしょ?」と、仁和寺の僧侶の方。「あ、もしかして・・・岡崎のイベントで…」とミモロも思い出しました。以前、「平安神宮」の前の岡崎公園で、日本酒のイベントが行われ、そこでいろいろな宗派を超えた僧侶の方々とお話しをするブースでお目にかかった方々です。
さすが、インパクトの強いミモロ。一度会ったら忘れられないようです。
「わ~うれしい覚えていてくださったんだ~」と、大喜びのミモロです。
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「今日は、御神輿見に来ました~。お寺の中に入るって、神仏習合の珍しいお祭りだから…」とミモロ。
「これは、宇多天皇のお母様をお祀りしている『福王子神社』から、御神輿に乗って、お母様が宇多天皇に会いにいらっしゃるんですよ」とのこと。「え~そうなんだ~ママが会いに来てくれるなんて、宇多天皇さまもうれしいね~なんか素敵なお祭り…」とミモロ。
門の脇で、太鼓が打ち鳴らされました。いよいよ神輿の到着?
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ミモロは、僧侶の方々と並んで、門の外を見つめます。
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到着したのは、子供神輿。一斉に子供達が境内へと駆け込んできます。
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門のところの階段を子供達に替り大人が担ぎ、境内へ。
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神輿の巡行を終了した子供達を前に、ねぎらいの言葉と、この祭りの意味を僧侶の方が話します。
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子供神輿の次は、剣鉾が到着。
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境内に入り、そこでも剣鉾の差し上げが行われます。
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それをじっと見守るのは、剣鉾の差し上げをする「福王子村総代」の方。
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「うちの剣鉾は、まだ復活したばかりで、まだ粟田神社さんのように上手ではありませんが、一生懸命練習しています」と。
最近、復活したという剣鉾。差し手の養成などにも尽力されています。
京都では、かつて多くの町に剣鉾があり、祭りに登場していました。差し手のなりてがなく、長らく差し上げができないところが多くあります。近年、有志により、復活された剣鉾が増えています。でも、神輿の担ぎ手とは違い、個人の技の訓練が必要なため、なかなかやり手が増えないのも現実です。
子供達が剣鉾に馴染む機会が少ないのも原因かも。「子供神輿みたいに、子供剣鉾があると、やる気になる子供がでてくるかも…」と思うミモロです。
「あ、また太鼓がなった~。いよいよ御神輿来たのかな?」と急いで門のところへ。
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大きな神輿の到着です。
それを見守るミモロです。「わ~差し上げ~」「仁和寺」の門の前で、差し上げが始まりました。
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神輿は、担がれ、急な石段を上り、境内へ。「あれ?なんか簡単に石段あがっちゃった~」と驚くミモロ。
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やがて、神輿は、宇多天皇がいらした「旧御室御所」へと向かいます。
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「ここから中へは一般の人は入れないんだって…」とミモロはそこで神輿を見送り、「仁和寺」を後にしました。
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「きっと宇多天皇さま、ママとの1年ぶりの再会にお話し弾んでるね…」そう思うと、なんとなく心が温かくなるミモロでした。
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