例年10月22日に開催される「時代祭」ですが、今年は、令和天皇のご即位の式典の日を重なったため、26日になりました。
「時代祭」の時代装束行列は、12時に「京都御所」を出発し、町を巡り、「平安神宮」へと進みます。
ミモロは、11時ごろ、「京都御苑」へと向かいました。
「行列のスタート前に、行列のことがいろいろわかるんだ~」とミモロ。
すでに時代装束に身を包んだ人たちが、出発時間までお弁当を食べたり、リラックスするひとときです。
「あ、牛車・・・駕籠もある~」
行列に登場するものが、近くでゆっくり見物できるのもこの時間です。
「官軍やお侍さんがもつ、銃と弓だ~」ミモロは、あちこちを歩き回り、小道具なども見物。
行列に参加する馬や牛もスタンバイ。
行列に参加する学生さん、またいろいろな時代の装束をまとった方々に、ミモロは、お話しを伺ったりするのが楽しみです。
「なかなか装束だけで、誰ってわかんないんだよね~」とミモロ。
「時代祭」は、明治維新から、京都と深いかかわりのある歴史的な事柄を、時代を遡って、その装束で表現してゆきます。
現在20列で構成されていて、それぞれの列を地域や団体が持ち回りで担当します。
例えば、吉野時代の「楠公上洛列」は、今年嵯峨の地域が担当。それは20年に1回まわってくるのだそう。
「今回参加できてうれしいですね~」とみなさん。
また、いつも坂本龍馬や西郷吉之助などが登場する明治維新時代の「維新志士列」は、京都青年会議所の方々が担当。
「今年の坂本龍馬かっこいい!」とか「吉田松陰の背が高くて、着物が短い…」とか、いろいろな声が聞こえるみんなが注目する列です。
京都に関係する歴史的なことが列のテーマなので、織田信長、羽柴秀吉は上洛しているので登場しますが、徳川家の将軍が登場しません。
「きっと徳川家って、幕末、朝敵になっちゃったから、出てこないんじゃないの?」とミモロ。
「いろんな人がいる~」とミモロは、そばに行っては、装束をよーく見せてもらいます。
時代考証をきちんとした装束です。
「雨に揺れると、お手入れ大変なんだって~だから、雨の予報がでると延期になるよね~」と、すでに何度も見物しているミモロ。今まで、延期や台風のために中止になったこともあります。京都の三大祭りである「葵祭」「祇園祭」「時代祭」。その中で、新しい祭りである「時代祭」は、そもそも神事を目的にしたものではなく、伝統工芸技術を歴史絵巻として広く披露することを主眼に、明治時代に始められたもの。そのため、延期や中止ということも…。
「そういえば、2017年は、台風で中止だったねぇ~」とミモロ。昭和天皇ご崩御の年も、中止になったそうです。
「あ、行列動き出した~」12時を過ぎ、次々に列が動き始めました。
「和宮さんもいってらっしゃ~い」と見送るミモロ。
「あ、黒毛和牛さんも牛車曳いてる~」
ミモロの前を次々に雅な時代装束行列が…
ミモロは、行列をずっと見送りました。
「さぁ、そろそろお家に帰ろう~お腹空いたし~」と、人影が少なくなった御苑の中をトコトコと歩くミモロです。
「もうすぐ紅葉が始まるね~」。時代祭を過ぎた頃から、本格的に秋を感じるようになる京都です。
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
人気ブログランキング
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで