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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

舞鶴の紅葉の名所真言宗の「金剛院」。三重塔をスッポリ包む錦繡の衣。関西花の寺二十五ヶ寺霊場

2020-11-15 | 自然

「ミモロちゃん、紅葉の時期にぜひ行ってみたいお寺があるんだけど…一緒にどう?」とお友達に誘われたミモロ。「どこ?」と聞くと、「あのね~舞鶴なの~ちょっと遠いけど、どう?」と。「え?舞鶴…今年、ミモロ行ったよ~。京都縦貫道で行けば、1時間半くらいで行けるから、いいよ」

「わ~ここなんだ~。ホントキレイ~」と、訪れたのは、舞鶴の山に位置する「金剛院」です。


舞鶴の町から、少し山道を進み、紅葉のトンネルを過ぎれば、そこに重要文化財の「三重塔」が現れます。


駐車場にまずは、車を止めて、さっそく境内へ入ります。
 

「金剛院」は、平安初期、平城天皇の第三皇子、高岳親王によって創建されました。高岳親王は、嵯峨天皇の皇太子でもあったのですが、世の無常を感じ、弘法大師の弟子となり仏門に帰依。その後、天竺に向かい、消息を絶たれます。
荒廃した寺は、白河天皇により復興、三重塔も建立されます。その後も、皇室の庇護が厚く、あまたの戦乱、天災にも耐え、今日に至ります。
山を彩る楓は、細川幽斎により植樹され、境内の庭も整備されました。以来、秋には、紅葉が山を鮮やかに包み、「丹後のもみじ寺」と呼ばれています。


拝観料300円を納め、ミモロたちは境内の奥へと進みます。

「わ~もみじのトンネルがここにも続いてる~」境内には、数千本とも言われる楓の木。もみじの参道に、感激するミモロです。


「わ~三重塔と楓と同じ高さ?すごいね~」と。

もちろん、かなり高い木もありますが、三重塔の後ろは、山の斜面で、そこに植わる楓が、まるで錦繡の屏風のように三重塔の背景にあるのです。


樹齢数百年を超すという楓の木も多い境内。秋には、見事な紅葉が広がります。


「やっぱり本堂に参拝しないと…」とミモロたちは、急な石段を上って本堂へ向かいます。
「気を付けてね~」「うん」
「ふ~」やっと登り終わった石段を振り返ると、そこも紅葉のトンネルになっていました。

「はい、お疲れ様~」とお友達のご夫妻。よく山登りをなさる健脚の持ち主です。

「以前、夏に来て、きっと秋には素晴らしいだろうと思ってたの~。ホント素晴らしい紅葉ね~」と感激もひとしお。

本堂には、ご本尊、波切不動尊が祀られ、海難、重病、火災水難などあらゆる災難を覗く仏様として、多くの人々の崇敬を集めています。


「うん、すごいね~キレイ~」と、ミモロの体も赤く染まりそうな紅葉が…


広い敷地内の落ち葉を踏んで歩くミモロ。サクサクサク…その秋の音を楽しむミモロです。


宝物殿(拝観料500円)には、重要文化財の快慶作と伝えられる仏像など、平安、鎌倉時代の仏像をはじめ、寺宝が多数展示されています。
「そこも、ぜひ~」とお友達。

観光客も少なく、密にならずに紅葉狩りが楽しめる場所。「舞鶴だから、帰りにお寿司も美味しいよ~」と。


*「金剛院」京都府舞鶴市字鹿原595 ☎0773-62-1180 拝観時間 9:00~16:00


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