「ここでも盆踊りするんだ~知らなかった~」というミモロ。
8月26日の夜19時、「下鴨神社」の楼門の前には、盆踊りの櫓が建てられています。
この日は、「御所音頭 紅葉節」という昔からこの地域に伝わる盆踊りが行われるのです。
「そういうのあるの知らなかった~」というミモロ。この地域にすむ「下鴨御所音頭・紅葉節保存会」の方々が、なんでも復興して15年目になる地域の伝統行事なのだそう。
夕方、日中の暑さを避けて、「糺の森」にお散歩に来たミモロは、この日、盆踊りがあると聞いて、夜、浴衣に着替え、再び訪れることに…。
コロナの影響で、4年ぶりの開催になるそう。境内には、赤い提灯が下がり、盆踊りの雰囲気を盛り上げています。
櫓には、音頭取りの方が上がり、ゆったりとした節回しの音頭が、境内の闇に響きます。
森に抱かれた「下鴨神社」…「なんか他の場所より、周囲が暗くて、夏の夜らしい雰囲気あるよね~」というミモロ。
町中で行われる盆踊りは、家の灯りやお店のネオンなどが見えますが、ここにはそういうものが一切ありません。
ミモロは、見よう見まねで、盆踊りの輪の中で、踊り始めました。
東京生まれのミモロ…「「東京音頭」や「炭坑節」なら得意なんだけどなぁ~」と、どうも勝手が違うよう…。
会場で頂いたパンフレットに踊り方が…
どうもゆったりとした手の動きが特徴のよう…
パンフレットによると…
「御所音頭・紅葉節」は、昔から、この地域の人々に口伝で伝承された盆踊りで、その発祥起源はよくわからないそう…でも、音頭の題目や歌詞の内容から考察すると足利・室町文化の影響を受けているのだとか…。
題目には、「草紙洗小町」「石童丸」「三社めぐり」など20種類以上が…
その歌詞や歌の調子は、気品と格調高い王朝文化の雰囲気を湛えているそう…。
なんとも雅な雰囲気から、庶民が作ったものではなく、高貴で学識がある人が作り、それを庶民に広まったと想像できるのだと…。
その中のひとつ「三社めぐり」は、秋の豊作祈願のため、伊勢神宮、春日大社、石清水八幡宮をめぐり、京都にもどる道中の様子が語られています。
「すごく地理や文学に詳しい人が作ったんだね~」と歌詞を見て…
「あの~この御所音頭って、すごい名前ですよね~」とミモロは、そばにいらした方に伺います。
「はい、なんでも昔は、御所のお公家さんたちに召され、御所のお庭で披露して、高貴な方々をお慰めしたのだそうです」と。大宮御所のお庭や修学院離宮の門前庭などでも踊りを披露したのだそう。
「なんか披露する場所がすごいね~さすが~」と思うミモロです。
「毎年、8月の最後の土曜日に行われるんですが、今年は暑いですね~本当は、もっと秋にしたいところですが、盆踊りですからね~」と。
揃いの浴衣の柄は、下鴨神社の小川に浮かぶ楓を思わせるもの。
「糺の森の紅葉と実りの時を喜び合った」とパンフレットの記述から、秋を感じさせます。
きっと昔の8月は、もっと秋を感じさせるものだったろうと…。「こんなに暑い8月ってなかったと思うよね~」と、額に汗をにじませるミモロです。
女性たちの姿は、頭に姉さんかぶり、赤いたすきと、藍染の前掛けという京都の里人の姿です。
「来年は、あのスタイルで来よう…」と衣装にこだわるミモロ。
雅な「御所音頭・紅葉節」のほかに、昭和30年に下鴨小学校創立80周年記念事業で作られた「下鴨音頭」という盆踊りの音頭なども人々を楽しませます。
日頃は、静かな夜に包まれる「下鴨神社」の境内。この夜は、遅くまで地元の人々が集い、夏の夜を楽しみました。
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