「こういうレトロな雰囲気のお店、落ち着くよね~」というミモロ。
町歩きをしていて、お腹が空いて「もう動けない!」といい出したので、急遽、六波羅蜜寺のそばのお店に行くことに。
ここは、「力餅食堂 加藤商店」という懐かしい雰囲気漂うお店です。
「ここお餅屋さんなのかな?」店先のガラスケースには、大福などが並んでいます。
そういえば、京都では、お餅などを売るうどん屋さんがいくつかあります。ここもそんなお店の一つなのです。
「好きな席にどうぞ~」とご店主に言われ、テーブルへ。
「何にしようかな?」と店内に貼られたお品書きを見つめます。
「う~どうしよう~」と、いつもながら迷うミモロ。カレーうどんや冷やし中華も美味しそう…
さんざん迷った末、ミモロが選んだのは、中華そば・・・「ラーメン食べたいの~」と。
京都には、たくさんのラーメン専門店がありますが、実はミモロが好きなのは、うどん屋さんの中華そば。
専門店の工夫を凝らした豚骨ラーメンや鶏がらスープの品などではなく、どちらかというとあっさりした味の昔ながらの醬油ラーメンが好みなのでした。
お品が運ばれるまで、店内をキョロキョロ見回します。壁には、このお店の成り立ちを物語る資料などが…
「力餅食堂ってチェーン展開してるうどん屋さんなのかな?」とミモロ。
う!鋭い!
実は「力餅食堂」は、大正時代から、のれん分け制度で、京都、大阪、神戸などに店舗を展開。戦後の最盛期には、百数十店舗が加盟していたのだそう。そもそも、「力餅食堂」のルーツは、明治22年に兵庫県の豊岡市で饅頭店として創業。その後、一時廃業したものの、明治28年に、京都市寺町六角で饅頭屋を再開。しかし、その経営状態は厳しく、廃業間際に、資金援助を受けて「力餅」との名前でで再出発に掛け、あんころ餅が人気となり経営も安定。大正期に饅頭だけでなく、丼物や麺類を手掛ける食堂のスタイルに。それが現在あるお店のスタイルの元になります。
さて、人気になった「力餅食堂」ですが、このお店の特徴が、のれん分け制度で、8年以上働き、親方から認められると独立が許されます。出店に関して、資金や人員の援助などでバックアップ。このシステムから、出店が加速します。
今も、加盟店を京阪エリアに多く有する「力餅食堂」です。
「このお店、アイドリングタイムがないから、営業時間内にいつでも入れるのは、観光客にとってすごく便利なんだよね~」とミモロ。そう、よくランチタイムを外してしまうミモロにとって、15時や16時などに遅いお昼が食べられる場所はとても便利なのでした。
さて、ミモロの前に、注文した「中華そば」が運ばれました。
「そう、これこれ!」大きなチャーシュー、シナチク、ネギが丼いっぱいに…。
「このおだしがいいよね~あっさりしていて…」と、眼を細めながら頂くミモロです。
「ごちそうさま~」と、ぽっこりしたお腹をさすります。
ミモロのそばにいるお客様は、なんとすべて外国人観光客。
「さすが英語のメニューも用意してあるんだ~」と、急増する外国人観光客への対応もバッチリ。
「でも、ここはキャッシュしかダメなんだよね~」そう、電子マネーもクレジットカードも使えません。現金のみ。
外国人観光客は、お財布から紙幣と小銭を出して、お会計を…。「なんか大変そうだけど、まぁ、しかたないね~」
「こういうレトロな雰囲気のお店って、外国人観光客も好きなんだよね~」
SNSで食レポをする外国人観光客も多く、その情報から、さらに多くの外国人観光客が訪れるのです。
「ほかの力餅食堂にもいってみよう~」というミモロです。
*「力餅食堂 加藤商店」京都市東山区清水5-120 ☎075-561-5434 営業時間 11:00~19:30LO 日曜休み
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