「見て!ほら、ミモロの糸、キレイに染まってる!」
今年の夏休みに参加した「川島織物セルコン」のワークショップ。今回は、「藍染糸でつくるミニタペストリー」です。
京都の町中にある老舗染料店「田中直染料店」との協賛で、緞帳の余り糸を活用し、藍色に染めて、それでミニタペストリーを織るのです。
工場見学の前に、染色作業場で、ミモロがビニール袋で染めた糸。それが乾いて、いよいよ織りの作業に入ります。
参加者の方々の糸も、それぞれ美しく染まって、決して同じものはない個性的なものが並びます。
ミモロのは、藍色と白色の組み合わせ。ぼかした感じの部分も素敵…
「糸を縛った部分が白く残ってるんだ~」とミモロ。毛細血管現象で、細い糸の間にしみ込む藍の染料が作るぼかしの部分が、織りの模様を作ります。
まず、織りの作業のやり方を教えて頂きます。
「フムフム…面白そう…」と耳をピクピクさせながら、お話を聞くミモロでした。
ワークショップで使う織り機は、段ボールを活用したもの。両端に切り込みを入れ、そこに経糸をかけて、藍染糸を横糸として渡してゆきます。
ざっくりとした感じの織りにするため、糸は6本どりで…
「え~と、経糸の上と下を交互に通して…」
横に渡した糸を指で、下の方に動かして安定させます。
「あんまりキツクしないようにしましょうね~」とアドバイスの声。
何段かその作業を行います。
作品に変化をもたらすために、希望者には、カラフルな紐のようなものが渡されました。
「これ、なんだろ?」とミモロ。
それは木の削りカス。市原の「川島織物セルコン」近くにある寺社建築の「匠弘堂」の協賛品???
見事なカンナ掛けで生じた木材の削り材を、カラフルに染めたもの。これもSDG’Sのひとつです。
色とりどりの薄い木の素材を、横糸として使います。
「これって、作品に立体感が生まれるね~いい感じ…」と、心の赴くままに、いろいろな糸を織ってゆきます。
真剣に織りの作業をするミモロ。とても声も掛けられません。
20人ほどの参加者もみな真剣…約30分の予定時間を越えても、その作業は続きました。
「ふ~こんな感じでいいかな?もう経糸の上のところまで来ちゃったからおしまいだね~」
「あの~できました!」とミモロは、教えて下さる方に見て頂きます。
「はい、上手にできましたね~。では、経糸を外しましょう」
「できた~」ミモロのミニタペストリーの完成です。
ミモロが織ったミニタペストリー。
なかなかワイルドな感じ…
「すごく楽しかった!お家に飾るんだ~」と大満足なミモロ。
さて、家に戻ったミモロは、織りの楽しさが忘れられず、「そうだ~まだ、藍染糸余ってる…」というと、以前おもちゃ屋さんで買った小さな織り機を持ち出して、残り糸でケープを織ることに…。
丈夫な木綿糸を経糸にして、今回は、1本ずつプラスチック製の糸巻「杼」に藍染糸を巻き付け織り始めました。
ぼかしの藍染糸が作る模様は予想不能。でもそれが面白いのです。
「あ、もう藍染糸なくなっちゃった~」15センチほどの長さを織ったところで織りの作業は終了を余儀なくされました。
でも、ミモロのケープには、十分な長さ…。
「どう?」とさっそく着てみます。
前には、ボタンを付けて…
「う~なかなか素敵だよね~」と自画自賛。
「これ着物の時にも使えるね~」と。
本当に藍色に飛ぶ白い部分が、雪のよう…
「いいでしょ!」と自慢するミモロ。う~確かに素敵…こういうケープ、私も欲しい…
ワークショップで染めた糸も全部使い無駄はゼロ。
SDG’Sをテーマにしたワークショップ…昨年も参加したミモロ。「こういうワークショップ大好き!」と。
今年の夏の思い出になった作品でした。
では、明日は、「川島織物セルコン」の歴史的作品などが展示されている「川島織物文化館」を御紹介します。
*「川島織物セルコン」の詳しい情報はホームページで
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