「ここで古墳の発掘作業が進んでるんだって~」とミモロが指さすのは、滋賀県近江八幡市の千僧供町にある古墳群です。
琵琶湖畔のこの地域は、昔から人々が住んだエリアで、かつては、10基以上の古墳があったものと思われます。現在、水田などになっている場所には、4基の古墳が点在しています。
「ホント、いろんなところに古墳があるんだね~ビックリ!」とマップを見たミモロ。
水田の一角では、古墳を発掘しています。そこには、住居跡など、人々の暮らしの痕跡が…
「ここに、土器なんかが出土するんだって~」と、発掘作業に興味津々のミモロです。
見渡す限り、緑の稲が育つ田んぼの道をミモロは、「千僧供地域歴史資料館」の小川さんの案内で進みます。
ケロケロケロ…「あ、カエルの声がする…」ミモロの耳には、両側の田んぼからカエルの合唱が…
「あ、小さなカエルだ~」
まだ、カエルになったばかりのような小ささ。そんな小さなカエルが、そこら中にいるのです。
そんなのどかな景色の中をしばし歩くと…こんもりと緑が茂る場所が近づいてきました。
「そう、あれが、住蓮上人のお墓がある古墳ですよ~」と小川さん。
そもそも古墳は、5から7世紀にかけて、在所の首長に関係するものと言われます。現在「住蓮房古墳」と言われるこの古墳は、だれの古墳かは定かではありませんが、古墳の直径は堀を含めると約93mで、県下屈指の大形円墳だそう。
この地から京都に出て、浄土宗宗祖の法然上人の弟子となり、その後、処刑された住蓮上人を悼み、江戸時代に、安楽上人と共に、この古墳の上に墓を建てたのだそう。
「大きな古墳にお墓を建てたってことは、住蓮上人が、この地でとても愛されていたんだね~きっと…」と想像するミモロ。
お墓の近くには、処刑された住蓮上人の首を洗ったとされる「住蓮房首洗池」があります。
「自分の故郷で処刑されたんだ~。生きて、故郷に戻れたことは嬉しかったかなぁ~でも、そこで処刑されるんだから、やっぱり辛いねぇ~」と思わずにはいられないミモロです。
そっと、ミモロは、二人のお墓に手を合わせます。
「では、他にこの地域の歴史を物語る場所にご案内しましょう」という小川さんといっしょに、さらに田んぼの道を進みます。
琵琶湖から吹く風が、緑の稲を揺らします。
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