「大黒様と恵比須様といっしょでうれしいねぁ~」と、笑顔のミモロがいるのは、奈良三輪の「三輪恵比須神社」です。
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ここは、JR三輪駅の南側に位置する神社で、「日本最初の市場『海石榴市(つばいち)』の守護神として、古くから信仰を集めています。
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海石榴市は、山人と里人が物々交換をしたことから、日本最初の市場と言われます。
推古天皇16年(608)には、唐からの人たちもジョインした宴が催され、古代における日本経済の中心地として繁栄したそう。
古代史において重要な役割を担っていた海石榴市ですが、延長4年(926)の大災害で地形に変動が生じ、それ以後、市場の中心は三輪に移り、それに伴い守護神もこの地に遷られ、それがこの神社なのです。
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ご祭神は「八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)で、「大神神社」のご祭神大物主命(おおものぬしのおおかみ)の息子さんに当たり、お父様の意思に従い国の繁栄、商業の発展にお力を注がれています。また、「ことしろ」というお名前から「事を知る」という意味で、託宣を司る神、言霊の神として崇敬されています。
また「八尋熊鰐命(やひろくまわにのみこと)」と「加夜奈流美命(かやなるみのみこと)」が共にお祀りされています。
「静かで、なんかすごくいい気が流れている境内だね~」とミモロは、本殿に参拝後、境内を歩き回りました。
大きな木は、樹齢600年という欅でご神木。
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「縁結びなんかのご利益があるんだって~」
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その木の下には、白い小石がたくさんが置かれています。「なんだろ?」とミモロは興味津々。
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これは願いを叶える「叶え石」。願いを掛けて、見事叶ったときに、ここに戻すのだそう。
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ミモロもひとつ頂きました。
さて、無事に参拝を終えたはずが…実はここからが、ミモロ最大の危機が待ち構えていたのです。
奈良に向かうJR「まほろば線」の車内で、ミモロを取り出そうとしたところ、いつもいる特製袋は空(カラ)。ミモロがいないではありませんか?これはどこかに落としたか…?と、一瞬真っ青に。即、電車を降り、戻ることに…すでに三輪駅からは2つ先の柳本駅で、電車は1時間に2本しかありません。まずは、急いで撮影した「三輪恵比須神社」の電話番号を調べます。
電話に出られた方に「境内にぬいぐるみありませんか?大黒様と恵比須様の像のそばに…」とお尋ねします。「ちょっと待ってくださいね~見てきます~」とおっしゃられ、それから間もなく「いましたよ~赤いランドセルみたいなの背負ってるクマですね~」と。
それは紛れもなくミモロ…即、保護をお願いし、再び神社に戻ったのは、最初に神社に行ってから1時間半ほどのこと。
社務所に到着すると、そこに置かれていたミモロ…。「寂しそうに立ってましたよ~」との言葉に、涙が浮かびます。
ミモロを保護してくださったのは、宮司さま。この時間にいらっしゃっていたのは、本当に偶然と…。正式な装束をお召しになっていて大切なお努めをなさっていたことが伺えます。
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撮影したいた時には、お姿を見なかった宮司様…ミモロを置き去りにしてしまったことで、お目にかかり、お話を伺うことに…。
いつもミモロ撮影の直後に、即、特製袋に入れるミモロを、撮影現場に置き去りにしたのは、初めて…しかも1時間以上も…。撮影時は、数秒しか立っていないミモロが、なんと1時間以上もじっと立っていたことに驚きます。
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「どこ行くの?ミモロ、置いていっちゃうの~」と、鳥居の向こうに姿を消す私をじっと見つめていたと思うと、申し訳なく、ただただミモロを抱きしめました。冷えた体のミモロでした。
宮司さまにはミモロのブログのことなどをお話し、さまざまな恵比須神社へ参拝していることもお伝えしました。「ここは、一番古い恵比寿神社なんですよ」と。帰りがけ、「これをどうぞ~」となんと撤饌の干支のお菓子の箱詰めまで頂戴。「これも神縁ですね~」とおっしゃってくださいました。
もしかしてミモロが命がけで結んでくれたご縁かも…。本当に誰かに持っていかれなくてよかった~。
「三輪恵比須神社」では、毎年2月5,6,7日に「初えびす」が行われます。昨年は、コロナの影響で「鯛引き行事」「湯立て神楽」などが中止に…。今年は…
行事は行われなくても、縁起物の授与は行われます。
「ミモロといっしょに伺います~」と。恵比須様、大黒様、そしてミモロが結んでくれた神社とのご縁をありがたく思うばかりです。
神社のそばには、古い町並みが続きます。
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今度は、ゆっくり神社の周囲も取材したいと…と思います。
「絶対に置き去りにしないでよ!!!」とミモロ。はい、もう決して…
*「三輪恵比須神社」の詳しい情報はホームページで
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