ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

憧れの振袖!ミモロの振袖づくりも、いよいよ終盤へ。さて、どんな姿に・・・

2011-12-06 | かわいい
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「お正月に振袖を着るのー」と、ミモロは、ミニ着物をつくる赤塚靖枝先生のもとへ、振袖づくりを習いに。


やっと両袖も縫いあがり、いよいよ八掛を縫いつけます。
赤塚先生が、用意してくださった布のぼかしの部分を裾に使うことに。
「なんかすごーく素敵!」、ミモロの顔にも、満足そうな笑みが浮かびます。

コテをつかい、布を安定させたり、また裾の部分をふんわりとさせる工夫なども施されます。


むずかしい部分は、赤塚先生にお願いします。

「この裾の角の部分をちょっとふんわりさせると、とても素敵な雰囲気になるのよ」と。

「フムフム、なるほどー」先生の手元を見つめ、縫い方を教わります。

午前中から、先生のお宅にお邪魔しているミモロ。「わーなんとか形ができたー」という頃には、すっかり日も暮れていました。

「浴衣でやっとことがある部分は、おうちで自分で仕上げてね」と先生。裾あげなどは、宿題に。

「裾が長いから、まるでお引きづりの打掛みたい」と、縫ったばかりの振袖を羽織ります。


調子にのったミモロは、小さな扇を手に、平安時代のお姫様を気取ります。

「ミモロ姫だもんねー」、ちょっとうつむき色っぽい感じ。

「ミモロちゃん、あら、カワイイ!その姿もいいけど、どんな感じの振袖になるか見てみましょう」と、お姫様気分で、打掛姿を楽しむミモロは、脱がされて、裾と袖をあげ、目指す振袖姿へと…。

「ジャーン。どう?」ミモロの初の振袖姿です。(帯は、まだできていませんけど…)


「なかなかいい感じ…後は、帯ね。それは、また今度一緒に作りましょうね」


「さて、今日は、ここまで…」。ミモロは、作った振袖を大切そうにたたみます。


先生のお家を後にしたのは、空に、星が瞬く時間…。冷たい空気の中をトコトコと。でも、
「早く帯を作らなくちゃ…」と創作意欲に燃えるミモロの足取りは軽やかです。

*ミニ着物づくりを教えてくださる「創作和布遊び・繭の詩」赤塚靖枝先生の連絡先は、メール kyo10-yae@ezweb.ne.jp 京都にお住まいで、毎月9日 地下鉄東西線「京都市役所前」駅 地下街「ゼスト御池」でミニ着物の展示、即売などをなさっています。興味のある方は、ぜひご連絡を。
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ミモロ、お正月をめざし、振袖づくりに挑戦!小さな体に似合う生地選びから・・・。

2011-12-05 | かわいい
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12月になり、そろそろお正月の準備が始まる京都。
ミモロも、初めての京都のお正月に向けて、準備にかかります。
「夏は、浴衣を作ったから、お正月には、振袖が着たい!」と、なんとも大胆な発言。
さっそく、浴衣を教えて頂いたミニ着物づくりをなさっている「創作和布遊び・繭の詩」の赤塚靖枝先生のところへ習いに行くことに。

「お正月に振袖が着たいので、どうぞよろしくご指導ください」と、まずはご挨拶。

「よくいらっしゃいました。ミモロちゃんは、未婚の女の子だから、振袖を着るのね。浴衣より、ちょっと複雑だから、がんばってね」と、赤塚先生。

まずは、ミモロが振袖のために用意した布をお見せします。


体の小さなミモロなど、お人形やぬいぐるみの着物は、浴衣の時同様、小さな柄のものを選びます。

この布探しは、結構大変。京都の町のあちこちを歩くたびに、着物をハギレを売ってそうなお店へ。ミモロは、東山の霊山観音で開催された手づくり市「かんのん市」で、振袖の布と帯を見つけました。

そこで、選んだのは、オレンジ色の総絞りの布と、それに合わせる菊と紅葉など、小柄模様ある帯の生地。
そして、人間の袷の着物と同じように、八掛の生地も準備します。(ミモロの着物の場合、胴裏はつけません)。八掛は、袷の着物の袖口と裾にチラリと見える裏生地。お人形の着物でも、それがないと、着物らしく見えません。


「あら、とてもいい生地を選びましたね。お人形などのミニ着物でも、やはり絹の布を使うこと。化学繊維の布だと、縫うのが難しいし、仕上がりが決まりません。ミモロちゃんが選んだ総絞りの布は、とても贅沢な品。でも、ふっくらした生地なので、実は、縫うのがちょっとむずかしいかも…」と赤塚先生。
「えーむずかしいのー」と、心配になるミモロです。

「でもミモロちゃんの絞りの布は、機械で作ったもの。手で絞った布の方が、凹凸があって、縫うのはもっと大変かも…。手絞りの布と機械で作った布を見比べると、絞りがみんな同じように見えるのは、機械のもの。ひとつひとつの絞りが、微妙に異なった感じなのが、手絞りの布です」
写真、紫色の布を手絞り。オレンジ色は、機械製。
「あ、ホントだー、オレンジ色のミモロの布は、みんな同じ点々…」
「でも、機械製のものでも、十分素敵な振袖ができるわよ。でも、ほかの布より、ふっくらしているので、少し太目に見えるかも…」
「えーおデブに見えるの?どうしよう…これ以上太目に見えるのは、ちょっと…」と、今更太さを気にするミモロ。「でも、この布、気に入っているので、今年はこれで振袖を作りまーす!」と。

人間の着物の場合は、反物の幅が決まっているので、型紙はありませんが、小さな体のミモロの場合、型紙が必要になります。すでに浴衣を作る時、ミモロの体に合った型紙を作っているので、今回は、それをベースに。ただ、浴衣の時より、振袖なので、袖の丈を長く取る必要が。

ミモロの振袖の袖丈を決めて、いよいよ型紙を布に当て、裁断へと進みます。

裁断に進む前に、横糸を一本抜いて、切ってある生地の横を揃える作業を忘れてはいけません。すでにカットされている布の場合、横がずれて切られていることがあり、そのままだと微妙なズレが生じることに。


裁断を終えた布を、浴衣同様、まずは袖から縫い進めます。
さすが浴衣を縫ったことがあるミモロ、初めてのときより、かなりスムーズに縫っているみたい…。

袖口には、八掛という裏生地を、チラリと見せるのが、ポイント。
ミモロは、緑色の布を袖口のアクセントに選びました。


「八掛と一緒に縫うのむずかしい…」この部分は、初めてのミモロ。先生に縫い方を教わります。


着物の裏生地になる八掛は、出る面積こそ少ないものの、その色選びで、着物全体の表情が変わる重要な部分です。

両袖が縫えたら、次に後ろ身ごろと前身ごろを縫ってゆくことに。

「わーよくわからなくなっちゃたー」。ミモロは、そのたびに赤塚先生に助け舟を出してもらいます。


「フー、だいぶできた…」。かなり集中して作業したミモロは、「疲れちゃたーストレッチしよう」。

縫いやすいように布をひっぱる道具を使い、しばしストレッチを…。

まだ、完成まで、先は長いのよ。もうひと頑張り…。
さて、どんな振袖ができるのかな?ミモロの作業は続きます。

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お取り寄せ可能!京都市内の農家が育てた新鮮野菜!「京のこだわり旬野菜」の直売所へ

2011-12-04 | お気に入りの品
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ミモロが、よく利用する地下鉄東西線「京都市役所前駅」。その地下街は、「ゼスト御池」というショッピング街。ファッション、雑貨、レストラン、書店など、いろいろなお店が…。

ミモロは、いつもそこを通るたびに、必ず立ち寄るのが、ショッピング街の中ほどにある「京のこだわり旬野菜」の直売所です。

「ここの野菜は、すごく新鮮で美味しんだー」とお気に入り。

「御幸町広場」というスペースに、11時頃から、品々が並びます。
今が旬の煮つけなどにぴったりの「蕪」。
ミモロの好物のキツネうどんに欠かせない「九条ネギ」。

直売所の中を、トコトコといろんな野菜を見て回るミモロです。
足を止めたのは、みずみずしい大きなニンジンの前、
「このニンジンも美味しそう…」。ふと野菜のそばに貼られた生産者の写真を見上げたミモロは、「あ、この農家の人知ってるー」と。

以前、訪れたことがある右京区の農家の柳本さんです。

写真を眺めながら、ミモロは、その時の様子を思い出します。

「広ーい畑には、いろんな野菜がスクスク元気に育ってたっけ。あの畑の野菜なんだー」
本当に、すべての野菜が、緑の葉を、大きく元気よく伸ばし、生命力にあふれた姿。
ご家族で、大切に、丁寧に、手間をかけ、育てた野菜…そのお味のよさは格別です。


「畑で見た、元気な葉っぱの下には、こんな大きなニンジンが育ってたんだぁー」。

ミモロが、直売所の中をあちこち歩き回っていると…。
「ここの野菜、よく買いに来るの?」と。「ハーイ、だって新鮮で美味しいんだもの」。
声を掛けてくださったのは「京のこだわり旬野菜」のメンバーのおひとり、北区の「森田良農園」の森田良彦さんです。


今年4月からスタートした「京のこだわり旬野菜」直売所。
その参加農家は、京都市内の伏見区、右京区、北区、西京区の4つの地区の16軒の農家で、すべて「京有機の会」のメンバー。出荷された野菜は、「農薬、化学肥料の削減」や「食味」などに、こだわりを持って、大切に栽培された安全なものばかりです。

「元気な野菜には、虫がつかないんですよ。虫が付くと、野菜は、食べられた部分を修復しようとして、味が悪くなってしまいます。ここの野菜は、本当に元気いっぱい!だから、もちろん味がいい!美味しくて、安全な野菜を、多くの人に食べていただきたいですね」と。

野菜は、直売所が開かれる、木曜から月曜の毎朝、ここを運営する農業生産法人「こと京都」の方が、それぞれの地区を回り、その日収穫されたものを集め、並べられたもの。


だから、とても新鮮!野菜本来の美味しさも、そのまま…。

野菜だけでなく、農家が生産した卵やお米、花、お餅やお饅頭なども、店頭に並びます。

「美山の平飼い有精卵」は、しっかりとした味の卵。「卵掛け御飯にしたいなぁー」とミモロ。
脱穀したばかりのお米も。
「まだ柔らかいよー」とつきたてのお餅も人気。

「こんな野菜見たことない」と、東京生まれのミモロが珍しがったのは、
すごく小さな「小蕪」。ミモロの大きさからも、その小ささがわかります。
また、大きなお芋は「かしら芋」。京都の御雑煮にいれるお芋です。


お正月を控え、庭に植えたい、きれいな小ぶりの葉牡丹も。

「ここにあるものって、みんなすごくパワーが漲ってるー」とミモロ。

食の安全に、いっそう関心が集まっている今、京都で育ったこだわりの野菜。
「お取り寄せの注文は、東京や横浜などからもありますよ」と、事務局の方。

「そろそろお正月のことも考えなくちゃ…」と、花壇に植える葉牡丹を選ぶミモロです。


*「京のこだわり旬野菜」の直売所は、木曜~月曜(火曜、水曜休み0)11:00~18:00 地下鉄東西線「京都市役所前」駅 京都御池地下街「ゼスト御池」御幸町広場に開かれます。お取り寄せは、電話で。お問い合わせ:「京のこだわり旬野菜」事務局 こと京都株式会社 電話075-601-0668
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いよいよ年の瀬、京都、南座で始まった「吉例顔見世興行」。さて今年の見どころは?

2011-12-03 | イベント
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「ミモロちゃん、南座で歌舞伎見たことある?いよいよ年の瀬、吉例の顔見世興行が始まるから、行ってみない?」とお友達に誘われたミモロ。「わー南座の顔見世って、京都の風物詩のひとつ。もちろん行く行く!」とウキウキしながら、出かけます。


ここ京都は、歌舞伎の発祥の地。慶長8年(1603)京都、四条河原で、出雲阿国による斬新な動きと派手な衣装で踊る「かぶき踊り」の興行は、たちまち京都で大評判に。それをもとに、江戸時代に江戸、京都、大坂で発展。時代に沿い、さまざまな演目が作られ、常に人々の心を捉える芸能演劇に。そして、日本を代表する芸術文化のひとつとして、現在に至ります。

さて、四条通と鴨川が交差する角にある南座。その歴史は、古く元和年間(1615~1623)に遡ります。

元和年間に公認された京都の7つの芝居櫓。時代の流れで次々に姿を消す中で、南座は、唯一その伝統を今に伝える場。現在の建物は、昭和4年に竣工された櫓を備えた桃山風破風造の壮麗な姿。平成3年に外観はそのままに、内部を全面改修し、より快適な劇場に。


ミモロがお友達を、南座にやってきたのは、今年の顔見世の初日(11月30日)。

年間を通じ、さまざまな演劇などが行われる南座も、年に1度の吉例顔見世興行には、ほかでは見られない独特の趣が漂います。
それは、興行に出演する役者さんたちの名前を書いた「まねき」という檜の看板が、正面入り口の上に掲げられる「まねき上げ」です。今年は、人間国宝・坂田藤十郎さんや、片岡仁左衛門さんなど東西の人気役者、54枚の名前のまねきが上がります。

「なんか、ワクワクする雰囲気があるね」とミモロ。顔見世を楽しみに訪れた大勢の人の波に流されながら、ミモロも館内へと進みます。
内部は、照明をはじめ、ドアの飾り、壁面の装飾などに、レトロな雰囲気が。

まずは、売店で、演目や出演役者さんのことが詳しくわかるブログラムやイヤホーンガイドを。


「えーと席は、どこかな?」ミモロのチケットは、3等席(7500円)。一番上の部分に当たる3階席(値段は下から2番目)です。小さなミモロは、「ちゃんと見えるかなぁー」と、ちょっと心配そうに、館内の狭く急な階段を上へと上がります。でも…席に到着すると、
「ワ!よく見える…舞台からは、かなり遠いけど、全体が見渡せるから大丈夫!よかったー」とホッとした様子。高い場所にある席から、身を乗り出して、歌舞伎を鑑賞することに。


写真には、写っていませんが、今年、新しい緞帳がお目見え。赤を基調に、奈良時代に伝えられた「立涌文様(たてわくもんよう)」という吉祥文様が、全体に華やかに織り込まれたもので、開演前のひとときに、いっそうの華やぎをもたらす緞帳です。

また、館内には、フランスの画家アンドレ・コタボなどの絵画が、いろいろな場所に飾られ、それを見て回るのも楽しみのひとつ。


さて、今年の吉例顔見世は、南座新装開場二十周年記念の東西合同大歌舞伎。
ミモロが行った昼の部では、「寿曽我対面」「お江戸みやげ」「隅田川」「与話情浮名横櫛」が上演。

歌舞伎に詳しいミモロのお友達によると、なかでも坂田藤十郎が斑女を演じる「隅田川」は、見逃せないとのこと。初めて見るミモロも、その姿にうっとり…。

三津五郎や愛之助が登場する、ちょっとコミカルで、ホロリとさせる川口松太郎作の「お江戸みやげ」。仁左衛門が、艶っぽい与三郎を演じる、「粋な黒塀、神輿の松にー」の歌でも有名なお富さんのお話「与話情浮名横櫛」など、すべての演目に、見惚れるミモロです。


幕間の休憩時間には、お友達が南座の東に隣接する「矢倉寿し」の「カニちらし」を注文。大きなカニの身がのったお寿司です。

いつもランチを食べると眠くなるミモロ。でも、素晴らしい舞台に眠気も何処へやら…。イヤホーンガイドを聞きながら、舞台を夢中で見つめます。

「夜の部も見たくなっちゃたー」とミモロ。予約は、インターネットが便利です。

*南座の吉例顔見世興行は、11月30日~12月26日。詳しい情報、予約などは、「松竹株式会社」のホームページでご覧ください。
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京都の「伝統と革新」から生まれた新感覚のデニム着物「でにむどす」。着やすさ、扱いやすさは抜群!

2011-12-02 | お気に入りの品
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京都は、ものづくりの町。
伝統に培われた技が、今も多くのものづくりに活かされています。
それと同時に、伝統を礎に、新しいものづくりへと、挑み続ける進取の精神!
これも、とても京都らしいことなのです、

11月、花街、祇園の町家で、従来の着物に、「今」という時を織り込んだコレクションが発表されました。

『でにむどす』という、ちょっとふざけたようなネーミング。
しかし、それは、今に受け継がれた技と選び抜いた素材を融合させたコレクションです。

コレクションの発表会場の町家に上がり、受付を済ませるミモロ。

2階の展示会場に入ると、そこには、今まで見たことのない着物がズラリと並んでいます。

それは、デニム素材を使った着物。深い藍色のデニムに「琳派 燕子花図」をモチーフにした花が、美しく描かれています。

これは、優れた技を持つ絵師により、直接、デニム生地に模様を描く「素描」で施されたもの。
ほかにも「琳派」シリーズはいろいろと。

また、「源氏物語」を英訳し、描かれた作品も。

「デニムの着物って、初めて見た…」とミモロは、次々に作品を見て行きます。


そもそも、このコレクションを企画、制作したのは、西陣の織元「秦流舎」の社長の野中健二さん。
「戦後、かつて上級階級の人しか買えなかった高級素材の絹の着物が、一般の人も買えるように…。でも、そんな絹の着物は、やはり高級品で、特別の日に着るものというイメージが付いてしまった。でも、着物は、もともと日本人の日常着。時代によって、その素材は、木綿やウールなど、いろいろ登場したんです。じゃ、現代の素材は、何か?そう考えた時、デニムを使おうと…。デニムも、始めは労働者のものだった。でも今では、誰でも着る素材です」
「うーん、確かに、アップルコンピューターの社長さんも着てたよね」とミモロ。

「私が使うデニムは、イメージする着物を作るのに適した、岡山の児島の良質のデニムです。使い込むほどに味わいが出て、いっそう素敵になりますよ」
「ジーンズも、初めより着込んで、自分の体に合ったものがカッコいいよね。それと同じ?」
「そう、『でにむどす』も、着てゆくと、次第に自分のものになってゆきますよ」

「縫製にも、さまざまな工夫が…。この着物は、和服のようにオーダーではなく、手軽にすぐに着られるように、すべて既製品で、S,M,Lというサイズ展開がされているんですよ」

「買って、すぐに着られるのがいいね」とミモロ。
ミモロもちょっと羽織ってみることに。
「思ったより軽くて、柔らか…このドット柄も洒落てる」

すっきりと『でにむどす』を着た方。

藍色は、紬の着物のよう、またステッチがアクセントになって、ジーンズを思わせます。合わせる帯は、織や染めの名古屋帯や半幅帯など、組み合わせもさまざまに楽しめるそう。

男性用の着物も揃っています。この着物が気に入って、神戸から買いに来たという方たち。

「洋服と組み合わせたり、自由な発想で楽しめるのが魅力的ですね」と。
帯は、レザー素材のものでオシャレに。

「わー楽しい!」と、ミモロが見つけたのは、男性用のスニーカーをイメージした草履です。


「若い人が、気軽に着物を楽しめるようなコレクションですが、決して、若い人向けではありません。きっと誰でも着物を着たいと思っているでしょ。でも、なかなか手が出しにくいというのが本音…そうじゃありませんか?」と野中社長。
「うん、そう、だってお手入れ大変そうだし、第一、汚しちゃったらって、心配だもの…」とミモロ。
「でも、デニム素材なら、扱いは簡単。脱ぎ捨てても平気だし、自宅で洗濯もできますよ。ですから、気軽に自由に着ればいいんですよ。まさに日常着なんです」と。
「なるほどー。ジーンズ感覚で楽しめるんだー」とミモロは、興味津々です。


なにか、ウキウキするような楽しい着物。
もっと、ホントに多くの人に着物を着て欲しいもの。だって着物は、大切な日本の文化ですから。

*「でにむどす」に関する詳しい情報は、ホームページから。販売店なども詳しくのっています。ぜひ、一度、その着心地を味わってください。
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