ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都各所で開催される今年最後の手づくり市。岡崎公園での「平安楽市」へ。

2013-12-16 | イベント

12月に入り、京都各所で毎月行われる手づくり市や骨董市などが、今年の〆を迎えます。
21日は、東寺では「終い弘法」が、25日は北野天満宮の「終い天神」が…。また22日は、上賀茂神社の手づくり市が、まだ間に合うところです。

さて、14日は、平安神宮の南側にある岡崎公園で、「平安楽市」が〆の日を迎えました。
 
ミモロは、ここに来たかったのです。今年2回目の冬を迎えた「平安楽市」、毎月第二土曜日に開催される手づくり市は、回を追うごとに参加店も増え、バラエティーも豊かに。

ミモロは、家から近いこともあり、毎回のように出かけています。「あ、河太郎珈琲店だー」と、入口付近に見つけたプレミアムコーヒーのお店へ。
「今年は、お世話になりましたー」と、ミモロの写真展でコーヒーを煎れてくださったお礼を…。「来年もどうぞよろしく…」とご挨拶。

さて、さっそくお店を見て行くことにしましょう。今回、ミモロが、興味を抱いたのは、初出店というフェルト小物やフワフワの襟巻のお店「Polly」です。
「温かそう…」首に巻いて、温かさを体感します。お店には、小さなスタッフが、熱心にお客さんのお相手を…。
かわいい葉っぱの形のアクセサリーやフェルト細工の髪留めなどが、テーブルに並びます。
  「カワイイ…」と、ミモロは、ゴムの髪留めを買うことに…。「これお願いします…」200円のウサギの顔の髪留めゴム。「はい、どうもありがとう…」小さな店員さんが、紙袋にいれてくれました。ミモロ、どこに付けるの?「だってーかわいいかったんだもの。お友達にプレゼントするのー」と。

次に立ち止まったのは、ミモロが大好きの木工。それを扱うお店「てのひら工房」です。
「これカワイイー」ネコのパズル?積み木?
 
どちらか不明ですが、ともかく丁寧に角が処理され、「なにも塗っていませんから、なめても大丈夫ですよー」と。
お店の河合正雄さんは、守口市からの参加です。実は、河合さんは、手づくり楽器の作家さんであり、子供たちにさまざまな曲をつくる作曲家でもあるのです。すでに子供向け音楽本の出版に多数携わっていらっしゃいます。
テーブルには、不思議な形のものが。「これ楽器なの?」手で押さえながら吹くと、ちゃんと音階も作れ、曲が演奏できます。「なんか温かい音がするー」

子供の心をよく知る河合さんの木工作品は、思わず微笑んでしまう、ユーモアと温もりにあふれたもの。
 
「動物さんたちが、すごくカワイイのー」と、すっかり気に入ったミモロです。
特に、「このゾウの親子いいなぁー。後姿の小象がキュート!」

ミモロ、サンタさんもいるわよー。「あ、それもカワイイねー」と。小さなサンタさんの木のブローチを、ミモロに買ってあげました。

すっかり落葉した木々。地面には、茶色の落ち葉が敷き詰められています。
 今年も、もうすぐおしまい…ちょっと淋しい感じです。ちょっと感傷的なミモロ…。でも、年末・年始、京都は、次々に祭事が連日のように続きます。「あっという間に、お正月になっちゃうねー」
今年も、もう2週間あまりを残すだけに…京都の町は、いっそう忙しさを増して行きます。



人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。よろしく~ミモロ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月14日、京都各所で行われる義士縁の祭り。義士寺と呼ばれる京都東山「本妙寺」でも

2013-12-15 | 寺社仏閣

12月14日は、赤穂浪士が、主君、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の無念を晴らすため、吉良上野介のもとへ討ち入りをした日。地元の兵庫県赤穂市をはじめ、東京の港区泉岳寺、大阪など、赤穂浪士ゆかりの地では、このころに揃って、義士祭が行われます。ここ京都は、大石内蔵助が、討ち入りのために過ごした山科で、義士行列などが、年末恒例のお祭りとして、多くの人たちの参加で開催されます。

ミモロが住む、東山岡崎エリアにも、赤穂義士ゆかりの通称義士寺と呼ばれる「本妙寺」があり、毎年、「四十七士記念義士祭」が行われています。
 

「本妙寺」は、天正2年(1574)に、日典が、烏丸丸太町付近に創建したお寺で、宝永の大火の後に、この東山の仁王門と東大路のそばに移転し、現在に。宝永の大火は、宝永5年(1708)の4月28日に、油小路三条で出火、強風により、御所や公家の邸宅をはじめ、寺社仏閣、民家など上京一帯の417町、1035軒を巻き込んだ京都の歴史に残る大火に。この大火で、京都の町は、焼野原となり、新たに鴨川の東などが開発されるきっかけにもなります。

さて、この「本妙寺」が義士寺と呼ばれるのは、境内の墓所に、赤穂義士の吉田忠左衛門・吉田澤右衛門、貝賀弥左衛門夫妻らのお墓があるからです。
 このお墓は、赤穂藩の御用商人だった綿屋善右衛門が、法華宗だった貝賀家を思い、ここを菩提寺にし、立てたものとか。今も、義士の心を偲ぶ人たちが、お詣りに訪れています。

また、本堂脇には、義士たちゆかりの品々や、四十七士の木造を安置する宝物館があり、この日だけ、内部が一般公開されます。
「宝物館だってー」  

ミモロが、到着したとき、すでに宝物館では、義士のための法要が営まれている最中。多くの人が参列する法要で、残念ながらミモロは、中に入りそびれてしまいました。

「また、遅れちゃったー」と、所在なく境内をウロウロするミモロに、「もしかしてミモロちゃん?」と声がかかります。見れば、仁王門の手焼きの鯛焼き屋さんのご主人。
「あ!こんにちはー鯛焼、ここで焼くの?」と。「そう、今日だけ特別。ここのお嬢さんが常連なので、そのご縁で…」と。「はじめまして、ミモロでーす」と隣りのお嬢さんにご挨拶します。
 
境内には、おそばのお店も…。だしのいい香りがミモロの鼻をくすぐります。
「もう少しいると、おそばと鯛焼き食べられるかなぁー」と。ミモロ、義士祭に来たんじゃないの?「そう、でも、もうお墓にお詣りしたし~」と、ミモロの関心は、食べ物に…。
「はい、どうぞー」と、サンプルで焼いた鯛焼を、食べさせてもらうミモロ。
「やっぱりお詣りに来てよかったー」と、香ばしい鯛焼きを頬張ります。

この日、宝物館での法要や義士の木造の公開のほか、午後からは、琵琶の演奏なども行われる「本妙寺」です。

「あ、もう行かなくちゃ…」この日、ミモロは、行きたいところがいっぱい…。「また、お詣りにきまーす」と、本堂に頭を下げると、足早に琵琶湖疏水の方向へ。

「わー大きな鳥がいるー」柵のすぐそばで休憩中の鷺でしょうか?
ミモロは、そっとそばへ。「こんにちはー」と、鷺と、しばし見つめ合うミモロ。ふと我にかえり「あ、行かなくちゃー」と、再びトコトコと…ミモロ、どこに急いでるの?

*「本妙寺」 京都市左京区仁王門通東大路東入ル北門前町490 075-771-2244 本堂の参拝は、自由です。地下鉄東西線「東山駅」徒歩5分

人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロよりー。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ひさご寿し」。京都らしい鯖寿司や太巻き、箱寿司などが評判。芝居見物や持ち帰りにも人気の折詰

2013-12-14 | グルメ

京都の町の中心地、四条河原町の交差点にほど近い場所にある「ひさご寿し」。京都の人には、お馴染みのお店です。
  

高島屋から、河原町通を北に進むと、そこに「ひさご寿し」の本店があります。
新鮮な旬の魚介類がのった江戸前のお寿司も魅力的ですが、京都に来たら、ぜひ味わいたいのが、鯖寿司や太巻き、ちらし寿司など。
お店の前のケースの中には、折詰のサンプルが並び、どれも美味しそう…。

穴子やタマゴ、エビがのった箱寿司は、京都では、食べる機会が多いお寿司です。
というのは、南座での芝居見物、また、踊りなどの会をはじめ、京都では、さまざまな会で、折詰のお寿司が配られたり、持参したりするのです。ミモロも、以前、歌舞伎鑑賞に南座に行ったとき、幕間の休憩時間に、折詰のお寿司をいただきました。昭和25年から創業する「ひさご寿し」は、折詰のお寿司で有名なお店です。

もちろん、お店では、トロやイカなどのにぎり寿司もいただけますが、やはりミモロがここで注文したいのは、ほどよく脂がのった鯖寿司や刻んだ穴子やタマゴなどがのった箱寿司です。

ときどき折詰を買って、お家で食べるミモロですが、この日は、お店でいただくことに。
間口は、狭い造りですが、奥にはゆったりとしたスペースが広がり、お買い物の途中などに立ち寄る人も多く、昼時は満席に。ミモロが訪れたのは、夕方近く。中途半端な時間でも、営業中は、いつでも利用できるのがうれしいこと。

注文したお寿司が運ばれるのが待ちきれないミモロは、お店の厨房をのぞきます。
「ミモロのお寿司つくってるのかなぁー」お店には、この時間、ミモロのほかにお客様の姿はありませんが、電話での注文やお店に買いに来る人のために、みんな忙しそう。

しばらくして、ミモロの前にお寿司が。
「わー美味しそう…」ミモロが、注文したのは、ミニ箱寿司と鯖寿司などがセットになったもの。(2100円)
「思ったより、たくさん~」と、どれから食べるか悩んでいると、「鯖寿司などは、持ち帰りできますよ」とお店の方。そこで、ミモロは、箱寿司を全部食べて、鯖寿司などを包んでもらうことに。
「お夜食にするんだー」と。夜の楽しみを残します。

箱寿司を食べ終わり、他のお寿司を包んでもらっている間、香ばしいほうじ茶でのんびり。
「美味しかったーごちそうさま」満足そうな面持ちのミモロです。

折詰は、観光などで疲れて、夕食をホテルの部屋で過ごしたい人に、また、新幹線の中で食べるちょっと贅沢な駅弁としてもおすすめです。

*「ひさご寿し」京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町344 電話075-221-5409 9:00~21:00LO 無休 本店のほかに、高島屋や京都伊勢丹でも、折詰を買うことができます。 


人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロからでしたー。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都らしい風情漂う東山の白川。「白川を創る会」など、京都の人たちが、大切に守る美しい景色。

2013-12-13 | イベント

ミモロが住む東山、岡崎は、琵琶湖疏水や白川など、水が町の景色を作っているエリアです。
京都国立近代美術館のところから、祇園方向に、分岐する流れが、ミモロのお気に入り。
 川岸には、柳や桜の並木が続き、どの季節も心安らぐ景色を作っています。

ミモロは、この川が大好き。毎日、必ずその流れを目にする、まさに生活に密着した景色なのです。
今年の夏は、「白川こどもまつり」にも参加し、金魚すくいも楽しみました。
 

また、地域の美化活動にも加わって、白川の清掃活動にも参加して、川のお掃除や周囲の草取りに汗を流したことも。
 

ところで、ミモロが、毎日、眺める白川は、川全体からしたら、ごく一部で、下流エリアに当たります。

白川に関する資料を見てゆくと…
白川は、比叡山などを含む東山北部の谷を源流とし、最後は、鴨川に合流する流路延長7.3キロ、流域面積12.5キロ平方メートルの小河川。淀川水系の支流で、国土交通大臣が管理する1級河川に分類されるそう。

「えーミモロでも立てるほどの浅い川が一級河川なの?ウソー」と、ミモロはビックリ。ホントです。
白川は、鴨川に合流し、一級河川の大きな流れである淀川へ。つまり淀川水系の一部なので、そこに注ぐ、どんなに小さな川でも、やはり一級河川になるんだそう。
「一級河川のイメージと違うけど…そうなんだー」。

もし、ミモロが、東山の白川の橋から川に落ちると、いずれ鴨川から淀川、そして大阪湾へと流されることに…。
「大阪湾まで行けるのー。だったら、そこから紀伊水道を抜けて…太平洋に出て…ハワイに行って、アメリカ西海岸へ…」ミモロの想像は、果てしなく広がります。

白川の名は、上流エリアの花崗岩が、風化して、石英と長石を主成分にする白砂が下流に流れ、川が白ぽく見えたことに由来するとか。

「白河法皇が住んでたからじゃないんだー」。川は、平安時代より前からあるので、きっと川の方が先かと…。天皇のお名前がどのように命名されるかわかりませんが、もしかしたら、白河法皇は、この川が好きで、お名前にしたのかも…と、想像してしまいます。

さて、そんな白川は、比叡山の方向から流れ出て、銀閣寺のそばを通り、真如堂の山の東側を流れ、岡崎の動物園の脇で、琵琶湖疏水と合流し、近代美術館のとこから、分岐して、三条通の下を流れ、東大路を横切り、祇園白川となり、鴨川へと至ります。


さて、先月、ミモロは、白川を愛する「白川を創る会」主催、「京都まちづくり承継研究会」共催の「第三回A地区ワークショップ」というミモロの住む地域の会合に参加しました。

会場は、白川沿いにある風情ある町家の「竹中庵」。
 
すでに大勢の人たちが、集まっていました。
参加しているのは、地元住民をはじめ、京都の大学生、建築家、法律家などさまざま。みな白川を愛する人たちです。

   
白川周辺の歴史なども研究。地域の姿を、古くからこのエリアに住む方に伺ったり…。また、川を中心に地域の活性化なども研究しています。

「白川を創る会」事務局の方を中心に、参加者の意見交換や研究発表などのワークショップが進みます。

地元住民であるミモロも、自分の写真を持参して、いかに白川が美しい景色を創る川であるかを話します。
「ミモロは、毎日、川を見ています。四季折々、ほんとうに美しい景色を見せてくれるんです。東京から来たお友達もみんな、この川ステキーて感激します。三条通から北側は、車が通れないので、それがかえってお散歩するには、ピッタリ。ここを訪れる人が、のんびり川を眺められたりできる場所がもっとあるといいと思いまーす」と。

「地元のミモロちゃんからのお話、ありがとうございました」と、言われ、ちょっと役に立てたかなーとうれしくなるミモロでした。

最後に、参加者のつながり関係図を作成。ここに参加した人の絆を強めます。

京都は、このような地域活動がとても盛んな気がします。このような活動を通じ、古くからその地域に住む人と、ミモロのように京都以外から移り住んだ人たちの交流も深めることができます。そして、自分たちが暮らす地域をよりよくなるように、みんなで協力してゆく姿勢が、地域をより心地よいものへと導きます。

また、地域住民だけでなく京都を訪れる多くの観光客が、この白川沿いで、すてきなひとときが過ごせるように、そんな思いが、ワークショップの参加者から感じられました。

桜を眺めながら、すごした春…「川の流れを見ていると、心が癒されるよねー」と、のどかな春を思い出すミモロです。

観光都市、京都の美しさや魅力を支えるのは、直接、観光関係に従事している人ばかりではありません。京都に住む多くの人たちの蔭の力なくしては、ありえないのです。
これこそ、京都の「おもてなし」なのかも…。

ミモロの住む岡崎エリアへは、地下鉄東西線「東山駅」から…ぜひ、白川沿いのお散歩に来てください。


人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。よろしくお願いします。ミモロより
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後白河法皇が建立した東山七条の「新日吉神宮(いまひえじんぐう)」。厄除けや縁結びのご利益も

2013-12-12 | 寺社仏閣


東山七条の京都女子大のそばにある「新日吉神宮」(いまひえじんぐう)。あまり観光客は訪れない神社です。
 「えー『しんひよしじんぐう』って読むんだと思ってたー」とミモロ。まして、この神宮の脇の道を進むと、秀吉の墓所「豊国廟」があるのですから…「秀吉が作った神社かと思ってたー」と。実は、ミモロのように思っている人も多いようです。「あんまりガイドブックに詳しくのってない神社だよねー」と。

でも、堂々とした門や本殿の造りからして、なかなか由緒ありそうな神社です。

そもそも「新日吉神宮」は、比叡山の東、坂本にある「日吉大社」(ひよしたいしゃ)から、後白河法皇の御所だった法住寺を守護するために、ここに御祭神のオオヤマクイノミコトを祀りました。もともとは、現在の「智積院」の南側にあったそう。つまり、後白河法皇は、以前紹介した「新熊野神社(いまくまのじんじゃ)」と、同じ時代に、ここも作ったのでした。その後、応仁の乱で火災にあったり、さまざま事情により、何度も移転をよぎなくされ、明治になって、やっと現在の場所に落ち着きます。

ちなみに、「日吉大社」は、関東の川越にも社領地をもち、現在、全国3800社といわれる日枝神社・日吉神社の総本宮です。

ミモロは、以前、東京に行ったとき、「日枝山王神社」にも参拝しています。(そのブログもぜひ…)

つまり、この「新日吉神宮」の建立に関しては、秀吉は無関係。平安時代にできたのでした。


さぁ、境内に進みましょう。

境内には、狛犬のように一対のサルがお出迎え。「日枝神社も、狛サルいたよねー」
  
アラアラ、金網の中にサルが座っています。「このサルも夜どこかに出掛けるのかな?だから金網の中なの?」と、以前、赤山禅院の屋根にいる金網に入ったサルを思い浮かべるミモロです。やはり、ここのサルもどこかに移動するのを防いでいるようです。

本殿は、堂々とした流造り。後白河法皇が建立した由緒ある社ですから、火災などで荒廃しても、天皇家に支えられ、再建。現在の本殿は、天保6年(1835)に改造されたもの。

ご祭神は、オオヤマクイノミコト、オオナムチノミコト、後白河天皇はじめ8座祀られています。
「あ、大黒様…」本殿前には、オオナムチノミコト=大国主命→大黒様ということで、打ち出の小槌に触ると福が授かると…。ミモロは、真剣に触っていました。
参拝を終えて、本殿の脇へと進みます。
開けた場所に双眼鏡が置かれたところが…。本殿の屋根の下にあるサルの彫り物を見るためです。
「見せてー」と、ミモロもさっそく双眼鏡を覗きます。「あれかなぁー?」
 
横からなので、はっきりとわかりません。正面からだと、扇をもっている姿がみえるようです。

そして、さらに奥へ・
2つの社がそこに…
豊国神社・樹下社(このもとのやしろ)と火除けの愛宕社・秋葉社です。「豊国社・樹下社」は、秀吉を祀ったもの。実は、この敷地、かつて秀吉の御霊を祀る「豊国廟」があったところ。徳川の時代に、豊臣家の威光を払拭するために、取り壊された跡地なのです。ながらく、秀吉を密かに慕う人々は、ご神木の「スダジイ」に参拝したいたとか。そして、徳川幕府も、豊臣家を気にしなった天明5年(1785)に社殿が作られることに。
「なんで、ここに参拝するの?」と。では、木のとこへ行ってみましょう。「わー大きな木ーこれがご神木?」 樹の下、つまり木下藤吉郎秀吉に通じるため、人々がこの木の下で、秀吉を偲び、崇拝したとか。
 ゴツゴツとした枝をのばしたブナ科の「スダジイ」は、樹齢数百年以上といわれ、京都市指定保存樹に指定されています。

長い樹齢を誇る木の植われる境内には、小さな松の木が育っていました。
山茶花の花が、紅葉が終わった境内に、さりげなく彩りをそえています。
 

さまざまな歴史が流れた土地。「花を見ると、今を感じるよねぇー」と…。

社務所では、御幣を持ったカワイイ猿の置物やお守りが…。
 

「猿って、厄がサル(去る)って、厄除けのご利益や、まさる(勝る)って、勝運が授かるんだってー」

初詣などで出掛けたい神社です。

*「新日吉神宮」京都市東山区妙法院前側町451-1 075-561-3769 参拝自由。市バス「東山七条」徒歩5分、京都国立博物館から約500メートル。京都女子大そば

人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロより~
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする