
仕事に行く途中にラジオを聴いていたら、元サッカー選手の奥寺康彦さんのインタビューが聞こえてきました。
奥寺さんがドイツでプレーしていた時のエピソードとして紹介していたのが、
「ドイツでは試合前の食事にもワインが出る。それはちゃんと食事をとるためだ」
ちゃんと食事をとるためにお酒を飲む。。。
こういう発想はなかったなぁ。
早速トライしてみようと、三宮のハンター坂にある『神戸和酒倶楽部 ちょこ』さんへ。
以前、たまたま隣に座っていた女性客から教えてもらった日本酒がイチオシのお店です。
カウンターとテーブルが2席ほど。
ご夫婦で営んでいるようです。
付だしは「ばい貝の煮付け」
さて、食事のためのお酒をいただきましょう。
「お造り三種盛り」には、奈良の純米吟醸「篠峯 凛々(しのみねりんりん)」をミニグラス(90mLくらい?)でいただきました。
すっきりとして淡麗な味わいは、刺身の繊細な甘み、ワサビの薫りの邪魔をしないです。
目の前で穴子をさばいていたので、焼き物「伝助穴子の焼霜」をお願いしました。
軽く炙って塩をした「伝助穴子の焼霜」には、宮城の「墨廼江(すみのえ)」
「篠峯」よりも、しっかりとした味わいですがキレがあります。
塩焼きにはキレですね。
マスターに今日の趣旨を伝えて、日本酒の楽しみ方を教えてもらいました。
マスター曰く、食事に合わせる人は燗酒を頼むケースが多いそうです。
揚げ物「蓮根とエビのはさみ揚げ」
その場で叩いたエビを、大葉を敷いた蓮根にはさんで揚げます。
エビの味が濃くて美味しいです。
「はさみ揚げ」には、三重の「るみ子の酒 山廃純米」。
油ものには酸が強い酒がよく合います。
口の中をすっきり洗い流してくれるので箸がすすみます。
料理にあわせて三品で三杯。
ちょっと大人な飲み方をしました。