M's World

食と酒にまつわるエトセトラ

ポッキー

2015年01月28日 | グルメ
グリコの定番お菓子といえば「ポッキー」ですよね。

仕事がらみでブランディングの本を読んでいたら「ポッキー」の事例が解説されていました。

誰もが知っている「ポッキー」はどのように育てられたのか?

元々はチョコレート味の「プリッツ」を作ろうと思ってたそうです。

しかしチョコレートでコーティングすると食べる時に手が汚れてしまう。
銀紙に包むと製造に手間がかかる。
そこで、持つ部分だけを残してコーティングする技術が開発されたそうです。

ポッキーの誕生は1966年。ほぼ私と同世代。
そこから、いわゆるマーケティング戦略で人気商品になっていきます。

テレビCMには、その時代時代の人気アイドルが起用されていきます。新しいCMが出ると話題になりました。
山口百恵さん、松田聖子さん、菊池桃子さん…、牧瀬里穂さんを起用した「ポッキー四姉妹物語」というのもありましたね。(映画にもなりました)
仲間由紀恵さん、石原さとみさん、柴咲コウさんもポッキーCMに出てました。
新垣結衣さんのポッキーダンス、可愛かったですねぇ。
今は嵐の二宮和也さんのデビルニノ。

ターゲットセグメントも変えていきます。
子供のお菓子から大人のお菓子へ進化させたビター味の「メンズポッキー」
なのでパッケージは渋めに。
家飲みのオシャレなおつまみとしてクラッシュアイスの入ったグラスに盛り付ける「ポッキーオンザロック」という食べ方も提案されました。
また自分が食べるのではなくて、友達や職場のお土産にするためのご当地ポッキーにも発展していきます。

味や形のバリエーションも増やしていきました。
「アーモンドポッキー」「いちごポッキー」…
「ジャイアントポッキー」「クラッシュポッキー」「ムースポッキー」…まだまだあります。

でも、グリコが一貫して崩さなかったのが、手持ち部分を残してチョコレートをコーティングするという形状と「ポッキー」というネーミング。

いろんな変化をしながらも、ユーザーの目に見えるところで変わらずに貫き通した結果、ポッキーという一大ブランドができあかったのです。

私もポッキーのように一本筋の通った人間になりたいものです。
すぐにポキって心が折れますけどね。


ブログを書き始めてから、今回が1111回目の投稿みたいなんで、11月11日ポッキーの日にちなんでポッキーネタにしてみました。
コメント
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