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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

襟裳半島 野の花の宝庫

2013-11-22 20:15:02 | 草花
襟裳半島は「野の花の宝庫」です。

襟裳には何も無い春です これは間違いです

襟裳での花の撮影には蚊も居ないので、ゆっくり撮影できます。かつて小清水原生花園(網走)でエゾスカシユリのスケッチをしていましたら、ズボンの上からヤブ蚊にさされ、あわてて退散したことがあります。霧多布湿原でも蚊が多くへいこうしました。大半の湿原では蚊に悩まされますが、襟裳は珍しく刺す蚊もいないのです。
蚊が居ない理由を考えでみると、

風が強く蚊が吹き飛ばされてしまい住めないこと。
それに、これといって広い範囲に湿原がないこと。
風が強く土地が乾燥の強いこと。
 
秋のヒダカミセバヤ   25年11月17日撮影

などが挙げられるのではないかと思っています。
さて、襟裳は野の花の宝庫と書きましたが、カムイラビットにして見るとこれから襟裳に行く事で植物の種類がわかってくるのですが、他の地には見られない綺麗な花が襟裳に見られるのです。カムイラビットの心に残る花は「ヒダカミセバヤ」と「チシマセンブリ」なのです。

 この姿(花は散っても)でもヒダカミセバヤは美しい (11月17日撮影)

「ヒダカミセバヤ」の花は風雨に強く寒さにも強いので、私の心を引き付けました。崖の岩間に陣取り、ピンク系の赤色の花を付けて人眼から離れた所に根をはって生きています。もう大半の花は冬の様相になっていましたが、11月16・17日に訪れたえりもの「庶野」の波打ち際の岩場には葉や花を赤く染めていまだに生きのびているヒダカミセバヤがありました。また、陽を受けて花は落ちていましたが、いまだに姿の美しいヒダカミセバヤを見つけました。

来年の襟裳行きが楽しみです。