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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

遠軽 これはえんがある

2014-01-17 21:58:02 | 観光
遠軽のシンボル「瞰望巌」 もとはインカルシペ

オホーツク管内の「遠軽(えんがる)」と云う地名は、アイヌ語に起因しています。
遠軽駅裏の巌山が「われらいつも見張りする所」というアイヌ語の「インカルシペ」と言われる山で、遠軽では「瞰望岩」といっています。このインカルシペの呼び方に「遠軽」の字があてられ今の町名となりました。

 遠軽は木材の集散地、そして農村地帯、自衛隊が置かれています。

札幌から特急で網走・北見へ向かう時に遠軽で座席の向きを反対向きにしなければならない駅が遠軽駅ですので、その点では印象深い町です。遠軽はオホーツク管内で北見市、網走市、紋別市に次いで4番目に人口の多い町になっています。カムイラビットの高校時代の2年間はこの瞰望岩を見て通学していました。
今年、1月9日・10日に久し振りで北見に行かなくてはならなくなり、汽車の窓越しに瞰望岩を拝む事が出来ました。何度も登った山ですが、頂上から見晴らしよく山に登り得たという感じになる山でした。まさしく「インカルシペ」なのです。この頃は山の裏側の道が造られ、苦労しないでも登れるようになりました。この山にちなんでアイヌの伝説がいまに伝えられてもいます。
今回は汽車の窓から瞰望岩を撮影しましたのでその時の写真を紹介します。
 
車窓からの撮影なので、電線が邪魔になります。 瞰望岩は遠軽町のシンボルです。

「インカルシペ」は札幌では聞きなれた言葉ですよね。藻岩山のロープウェーに乗ると「この藻岩山はむかしインカルシペと言われていて……」と説明がされます。しかし藻岩山すべてがインカルシペではなく、少し低い所の高まりの場所がインカルシペと言われていたといいます。藻岩山はもとアイヌ語で「モイワ」(小さな山)と言われており、藻岩の字をあてたものです。詳しくは皆さんで調べてみてください。