雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

友を選ばば 才猛けて 見目麗しく

2014-02-07 22:38:19 | 教訓
①身分の高い人、②若者 ③病知らずで丈夫な人 ④酒好き ⑤勇んでいる兵士 ⑥ウソつき ⑦欲の深い人 このような人を兼好法師はどう考え、どう言っていたのでしょうか?
             
      画面の上をクリックして見て下さい 大きくなります。 画廊喫茶法邑さんの展示物から

さあて、あなたならどう考えるでしょう。

兼好法師は次の様に言っております。

それは「友に向かない者が七つあり」として、先の7つを上げているのです。

その人その人で思う事は違いますが、齢に似合った友達がふさわしいしと言っており、酒好きの人は嫌っています。病気知らずで丈夫な人を上げているのは、体の弱い人に対する思いやりが持てない人と考えたのでしょうか。

カムイラピットも酒好きな女の子には気持ちが引けてしまいます。「酒は大好きです」「梯子までするの」と自慢げに話す女には幻滅を感じてしまうのですが、これはおかしいのでしょうかね。ついでにタバコをスパスパ吸っている女性にも幻滅を感じます。これも偏見なのかもしれませんがね。

ウソつき、欲の深い人は誰からも好かれません。友達にもなりたくありませんね。ところがこの事が身に自然に取り込まれてしまっていて、いつしかウソをついたり、ありもしない噂話を作って人に話したり、また、人よりも多く物を欲しがったり、取ったりする体になっている人もいるのです。本人は知らないのですが、人からはつまはじきされることになります。

そして兼好法師が続けて言うには 「良き友」とは
 ①物をくれる人 ②医者 ③知恵者 としています。物をくれる人を上げているのはよく分かりますが、物のもらい方に気をつけたいものです。心から有難うの気持ちでいただきましょう。もらうだけでは次にくれなくなります。お返しを必ずしたいものです。当然としてもらってはいけません。
そして、良き友に医者、知恵者をあげていますが、自分がその位置まで到達していないと友達になってもらう事ができません。
吉田兼好は心身を鍛えていた方なので、贅沢な友たちの選別ができたのでしょう。