あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられたことと存じます。
我が家は例年にない大雪の銀世界の中で新年を迎えました。汚れの無い綺麗な光輝く世界ですが、「今年の冬の雪は多いのかなあ!」 などと心配しながらの新年です。
今年も昨年を振り返り近況の報告をさせていただき、新年のご挨拶とさせていただきます。
昨年は月日の経つのが今までになく早く、瞬く間の一年でした。思ったことの5分の1ほどが実行出来たかなとなどと思わる位でした。
「外国に行って来たよ」と話す大きな旅行もせず、道内での植物撮影旅行が精一杯となりました。
襟裳岬海岸段丘岩壁に生きるヒダカミセバヤや段丘上や百人浜のチシマセンブリや襟裳岬の高山植物の花々など何度撮影しても飽きる事はありません。
昨年は新しい場所でヒダカミセバヤの群生地を見つけ、新しい発見にこころ躍りました。行動範囲を広げて観察することも必要の様です。
襟裳岬の根元では何種類ものソラチコサクラ、クリンソウの群落などサクラソウ類の花たちにも会えて最高でした。
えりも岬港の9月23日の秋祭りにも出向き、神輿海渡御を追っかけて撮影できたのも思い出になりました。
えりも岬港のお祭り、神輿の海渡御 えりもの若者たちの力強さを感じます。
また、襟裳岬の10月には強風の日に出会い、身体を風に持っていかれそうになりながらも荒波の撮影に没頭し心に残る時間をおくったのも珍しい経験をしたのでした。
余りにも強風でカモメたちが風の弱い場所に皆が集まり避難していたのも面白い風景でした。えりもにはカモメがこんなに居たのかと思うほどでした。
今年は酉年、教職員互助会東支部の会員の方が、酉年にちなみ作りましたとのことです。作品を撮らせていただきました。
しかし、一昨年アポイ岳の闇の中を下山した失敗の経験から、昨年はアポイ岳から足が遠のきました。
また、毎回行く様似町の「幌満峡」は台風の爪跡が厳しく、10月に行った時には道もづたづたとなり奥まで入れませんでした。
新しい経験では、美深町の「雨霧の滝」に2度も行くことが出来、オニノヤガラなどの珍しい植物との出会いもありました。一度目は季節が早かったのでサンカヨウの清楚な白い花にも出会いました。案内いただいたH先生に感謝です。
松山湿原にも登り、「モウセンゴケの花」の撮影も出来たのは幸運というべきでした。モウセンゴケの白い花の撮影ができるのは珍しいとお聞きしました。
登山した後の松山高層湿原の美しさは見事というべきでした。登山途中では、ゴゼンタチバナの花やサンカヨウの実の多くに出会いました。松山湿原での花たちとの出会いは私どもを植物撮影で忙しくさせました。
美深ではジンギスカンの美味しさで有名なトントでの宿泊で風景の雄大さとジンギスカンに舌つづみを打ち、夜中には満天の星空に満悦でした。
今回で二度目のトントの宿泊てす。驚いたのは黄色のコウリンタンポポがこの山奥まで進出していることでした。
幌加内では昨年は何度か幌加内蕎麦を食べることが出来、幌加内の魅力を満喫しました。ソバ畑の花一面の風景を見るのは始めてでした。
宿泊した旅館では「山菜尽くしの食事」に満喫、山菜も山菜料理の名人にかかれば最高の料理に変身するのだという事を認識しました。山菜料理も数の多いのにびっくりでした。
秋には天然舞茸尽くしの料理会をしてくださるような話がありましたが、舞茸が採れなかったのか話だけに終わり、実行は今年以降のことになりそうです。
幌加内では、大きな人造湖の表朱鞠内湖、裏朱鞠内湖にも行けました。裏朱鞠内ではヒメギフチョウにも出会いましたが、これも幌加内の人の案内があってのことで、すべてに感謝です。
身近では、北海道医療大学の里山に何度も出向き、花たちの季節の移ろいを楽しませていただきました。
また、帰りの沢ではイシミカワの群落を見つけ身近な場所も見て歩くことが必要と実感しています。
今年は何回襟裳岬に行くことが出来るのか、どのような姿で私たちを迎えてくれるのか楽しみです。今年も自然に浸り満足の生活ができるのを願っています。
昨年は3度の台風のために、我が家の菜園は不作でした。農家の人の大変さから見ると我が家の場合はたあいない嘆きでしたが・・・。
例年漬ける漬物も不作で作らないで年越ししました。
ブログをお読みいただいている方々に感謝です。今年もよろしくお願いいたします。
平成29年元旦
札幌市東区
三好 勲(カムイラビット) ・ 三好 勝恵(ラビ妻)