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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

ギョウジャニンニク 春の毒払い

2018-04-21 11:14:45 | 

「ギョウジャニンニク 匂いが好き 匂いが嫌い」

ギョウジャニンニクは匂いがきつく独特なので、好き嫌いがあります。

アイヌはこの匂いのきつさを持って病魔を追い出すと信じて好んで食べます。独特の葱のにおいがして近頃では好きな人が結構多くなりました。

今では店にも並べられ「ヒトビロ」として売られています。山に自生していましたが、多くの人に摘まれ姿を消したところが多くなりました。そこで、近頃はハウス栽培をして市場に出すようになりました。

市場関係者からは「春の毒払いはヒトビロ。食べるとすれば今しか(4月)ない」といい、春の山菜の代表格とされています。「ヒトビロ」という言い方は今や定着してしまいました。

 

ギョウジャニンニクの別名は、ヤマビル、アイヌネギ、ウシビル、キトビルなので、キトビルですので、「キトビロ」という言い方が正しいのですがね。

食べ方はいろいろで、卵焼き、おひたし、酢味噌和えなど様々なメニュウがありますが、葉の大きなものはジンギスカンにうってつけです。

スーパーなどでは今は一束150円~200円で売られています。もう少しすると値段が下がることでしょう。

★上川地方ではキト(キトピロ)、日高地方ではプクサと呼びます。

★地名ではキトウシ(キト・群生する・所)。小樽の張碓(はりうす)は「ハル・ウシ・イ」(食料・群生している・ところ)からきた地名なのです。