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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

犬を襲う熊 羅臼(町)に!! 一度食べたら何度も襲う可能性?

2019-07-29 16:00:27 | 動物

「北海道の熊はヒグマ 近年人里近くまで来て 恐ろしい」

自然との調和、自然があって人がある。

このことは、平和的な見方であり、美しい考え方です。

自然の頂点に立っているのは、北海道ではヒグマです。この熊ともうまく共存しようとしています。

熊を射殺しないで、人里に近づかせないようにしましょうというのですが、自然の熊の数が増えて人間の生活の場までやってきています。

熊も殺される数が少なくなり、人を怖がらなくなってきているので身近に熊が出る様になっています。

※ 羅臼町(根室管内)の海岸町での話です(7月11日)。民家の飼い犬が血痕を残していなくなる事件が起きました。

熊の仕業であろうと調べたら、昨年飼い犬2頭を襲った熊と一致しました。一度味を覚えた熊は再び犬を襲い食べたのです。

「一度食べたら止められない」と熊が言ったか分かりませんが、近くの家では犬を家の中から出さないようにするなどの手立てをするよう言われています。

「羆嵐(くまあらし)」の話で知られる家(人)を何度も襲った「三毛別事件」の様に、人間の肉の味を覚えた熊は人でもかまず襲うのです。

犬でも同じで、犬の肉の美味しさを知った熊は人里近くに現れて、犬の肉を食べるのです。

 

熊が犬を襲った日、熊撃ち二人が付近を探索したところ、熊の気配を感じあわてて逃げて崖から転げ落ちて、怪我をしたとニュースで流れました。

身近に熊の危険を感じるような生活、これには耐えられません。

 

 


カラスノマンマ 終焉 時のうつろいを感じる

2019-07-29 10:19:02 | 樹木

「蝦夷接骨木(エゾニワトコ)の実 いっきに消えて夏中盤」

先に紹介しました「エゾニワトコ」の実は熟すと赤く遠目にも綺麗です。真っ赤に色づくので、むかしからこの実を「カラスのマンマ(ご飯)」と言っていました。

鳥が食べるのであれば、人も食べてもよさそうですが、大人からは食べて良いと言われたこともなく、自分でも実験したことがありません。

ヤマゴボウの実は毒と言われていますが、ヒヨドリなどが来て秋についばんでいきます。鳥には毒消しの能力が備わっているのかもしれません。

カラスノマンマもそうですが、実が熟すとムクドリが群がって飛んできて、実がひとつも木に無くなります。あっという間の出来事で、驚きます。

エゾニワトコの赤い実が消えてしまう季節、夏の中盤を迎えたことになります。

北海道では7月末位から秋大根の種まきを行いますが、周りにあったカラスノマンマの実はふと気づくとすべてが姿を消しているのです。

カラスのマンマが無くなる季節、この時期に秋大根を蒔くことになります。

赤い実が全て無くなっていました。(7月20日前後)

この頃数が多くなってきたムクドリが群がってついばんでいったのでしょう。

この自然現象によって、エゾニワトコはムクドリの糞によって他の地に種が落とされ新しい居住地を作り上げていくのです。

郊外における自然は、これらの自然の動きによって守られているのでしょうね!。