雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

「シマエナガ」ホバリングして 蜜を吸う

2020-03-20 21:19:37 | 

「シマエナガ この寒さの中で春を楽しむ」

今、野鳥写真家の中でシマエナガが人気の様です。

愛らしい目、小柄な姿、その動き、限られた林にしか見られない、なかなか遭遇できないなどシマエナガはこの頃人気絶頂です。

春になると私は春の風物詩に「イタヤノ蜜採り」のことを思い出します。

かた雪踏んで林に入ります。木の中からイタヤカエデの木を見つけ、鋸で傷をつけそこにストローを付け、イタヤの蜜を集めるのです。これは戦時下や戦後の砂糖が無かった時代にした郊村で見られた風景です。

カエデの樹液は今でも採取しているところがありますが、これは今では「メープルシロップ」として貴重品となっています。

このような事を思い出す事がこの頃私にありました。

親しくしているFさんから10数枚のシマエナガの写真のデーターが届き、その中の5枚ほどにシマエナガがホバリングしながらつららの水を飲んでいる姿なのです。

話をお聞きしますと、そのつららはイタヤカエデの液汁がつららになっていて、シマエナガはその蜜をすすっているのだそうです。

「甘い蜜ですので、この季節のシマエナガの栄養源になっているのでしよう」との事。最初にこの姿を発見したのはFさんで、写真を撮っているのを写真仲間に気付かれて、今では多くの人が撮影しているそうです。

この写真で、むかしのイタヤの蜜採りのことを私は思い出したのです。


樹に気あり 自然に季あり

2020-03-20 19:03:32 | 自然

「樹の中に気があり 日本の自然に季がある」

 

    樹の中に気があり

  奇の中に機がある

    そして季がある

          砂澤ビッキの「詩と本棚」より

 

  何か考えさせられる詩なので、ここに再掲して見ました。

  大樹の中に気があり、奇跡の中に機運が見つかることがあります。

  そして、日本には四季があり、人の命、生物の命をはぐくみます。日本に四季があって恵まれています。

       


春には野の恵み戴く 蕗の薹味噌

2020-03-20 15:46:03 | 草花

「蕗の薹味噌 春の味わい 今年は例年より半月早い」

我が家の庭に蕗の薹が蕾を膨らませています。

例年より雪が少なく3月20日(立春)なのに初々しく蕗の薹が何個も出てきました。

蕗の薹と言えば、天ぷら揚げに、蕗味噌にと食べたくなります。

人によっては、「蕗の薹は食べない」と言い極端ですが、我が家は違います。食がうずきます。

場所によっては目出しがずれますので、けっこう長い事我が家の食卓に上ります。

我が家は似たもの夫婦で、山菜が大好きなのです。あくが強い分、冬の間の体内の毒素を排出するのに丁度良いのではないかと思われます。

今日は庭の蕗の薹を採ってきて、ラビ妻が「蕗味噌」をつくり、昼食に頂きました。

野はこれからが楽しみです。

スーパーなどでももう少ししたら店頭に並びます。