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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

この植物の名は? 「シラン」ねえなあ

2020-04-20 16:25:49 | 草花

「シランにシラネアオイ・・・」

登山をしていて沢の方向に珍しい薄青い花の群落を見つけました。

あれってあの花の名はなんというの? と聞かれます。あああれって「知らねえなおい」、少しおどけた返事が返ってきました。この植物の名は「シラネアオイ」という名なのです。この植物の名はいたって覚えやすそうです。この花って「しらねえ」な「おい」、そうそう「シラネアオイ」という名なのです。

六花亭の「六花の森」に行けば見られますが、札幌市街からもう少し近いところでは「滝野すずらん公園」の奥の地の散策路を進めばシラネアオイは楽にみられます。

この花は登山でもそうやすやす見られなくなりました。

 

私は旅が好きで国内をいろいろ回りましたが、長崎県の五島列島に行った時に出会った花があります。ピンク紫色がかった花が展望地の公園に数多く花壇に植えられていました。この花は何というの?と聞かれても初めて見る花でしたので「知らん」ねえ。と答えるしかありませんが、この時に「シラン」という花の名が脳裏に焼き付きました。

先ほどのシラネアオイと同じようにシランの名も一度聞けばすぐに覚えられた花でした。あまりにもたくさん植えられており興味を持つ気持ちにならなかったのでした。

このほど発行された「堀田清の薬草帖」(148頁)にも掲載されていて「関東以西に分布する30~70㎝の多年草で・・・」と掲載されており、そうかどおりで北海道では見ないはずだと納得していました。

ところで、富士フォトギャラリーで以前、えりも町の駒井千恵子さんが個展を開かれていたことがあり、是非にと見に行ったのでした。その時に駒井さんが「どうぞ一枚のポストカードを」といただくことになり、幾枚の写真を差し出され、駒井さんの進める写真にしました。

このまがなんと「シラン」の花の写真でした。場所は聞き落としましたが、日高路のある場所に「シラン」が自生しているらしく、珍しいというのでした。

べつな話ですが、2年前に梅沢俊氏の植物の講演を聞いた折、番外編に日高路の中で撮影した「シラン」の説明を聞きしました。もしかしたら駒井さんと同じ場所のシラン自生地の写真であったのであろうと思うのです。