春クマ 動き出す
今年1月26日に入って、塘路原野の山林でクマに襲われ、死亡したニュースが流れショックをうけました。そして10数日経った日にも森林作業に入っていた人がクマに襲われ、大怪我をしたと報道されまた。今まで北海道で起こった事の無い事故でした。
次の話は、事故では無いのですが、2月16日には「仕留めたシカが ヒグマに横取りされた」と新聞で報道されました。事故の前者二つは標茶町、浜中町で、三つ目は白糠町の話で、どれもが道東でクマの事故が起っています。
道東は北海道でも特に雪の少ないところですので、クマも冬眠から覚めるのが早いのかも知れません。
二つ目までの話では作業している場所近くにクマ穴があったと言います。冬眠中の近くで、木の下枝払いの作業をチェンソウでされては、このうるさい音にクマも腹をたてたのでしょう。
3つ目の「仕留めたシカ ヒグマに横取りされる」の話も、シカ射ちの銃声の音でクマが目覚めされ、これ幸いと打ち倒されたシカをくわえて横取りしたのです。冬眠明けの腹ペコクマにはもってこいのシカのご馳走で、横取りしたクマの気持ちもよく分かります。
この時二人のクマ撃ちたちはどうしていたのでしょう。シカをくわえて去っていくクマを恐ろしくて、鉄砲を打つことも出来なかったようなのです。
この事故三つを思うと、春に近くの住民は山菜に入っていた場所と思われ、今年の春は、おちおち山菜採りに行けなくなります。
ある人に、「幌満峡(様似町)に入った」話をすると、「あそこもクマが良く出るところでね、蚊取りセンコウを何本もつけて、ラジオを大きく鳴らしながら行かなくてはね」などと言われました。どれもが人が入って来たよとクマに知らせる合図となります。何も考えずに幌満峡に行けたこと、後で考えるとぞおっとします。
アポイ岳では登山道に、大きなクマ除けの釣鐘が置かれていて、釣鐘を鳴らしながら登山したことを懐かしく思い出します。えりも地区も意外にクマが多く出没するところらしく、大勢で行動することが望まれます。
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