新ジャガ 北海道のイモは特に美味い

戦時中は馬鈴薯によって命をつないでいたと行っても過言ではありませんでした。来る日も来る日も「イモ食」でした。でも食べられるだけでも幸せでした。
北海道で言うイモとは「馬鈴薯」（教科書では馬鈴薯の書き方をします）の事で、馬の首にかける鈴の様に薯（いも）がなる様をさしてこう呼びました。
また、インドネシアのジャワから伝わったことでもあり、ジャガタラオイモ、すなわち「ジャガイモ」とも言われます。他には沢山なるとしいう意味の「ゴショイモ」の呼び方もあります。
他の都府県よりも北海道の馬鈴薯は美味しく人気です。カムイラビットの郷里（父母の出身地）は讃岐（香川県）ですので、馬鈴薯やカボチャを秋に送り物とします。北海道から来たイモ（馬鈴薯）は大事の様で、食べてしまわないで、来年の種イモに取って置くとのお礼の電話をもらいます。
四国でも馬鈴薯は取れるのですが、種イモは北海道からのものでなければならないようなのです。そうでないとイモが着かないようです。
我が家では、家庭菜園をしております。8月3日に新イモを掘り起こし、そのあとに秋大根を植える事にしています。今年の収穫は上々で、今朝は「新イモを煮っ転がし」（イモを蒸して）にして食卓に上げました。やはり新イモの煮っ転がしは美味しいのです。
食べ方としては、ほこほこした炊きたてのイモにバターを付けて食べるのも美味しいのですが、北海道的食べ方としては、ホっカホっカの煮っ転がしに「塩辛」（しおから）を付け（乗せて）て食べると、これはまた美味しいのです。これぞ北海道的食べ方です。

★　都道府県別のジャガイモ上位生産県を紹介します。
　　①　北海道　　2131（千ｔ）
　　②　長崎　　　 110
　　 ③　鹿児島　　 90
　　④　茨城　　　 40
　　⑤　千葉　　　 34 　　 長崎県を旅して多くの畑が馬鈴薯畑で驚きでした。