雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

カラスとアカシア カラスが襲う

2012-05-17 22:32:39 | 生物
当時、カムイラピットは、空知管内の道立赤平高等学校に勤めていました。
それは、アカシア(二セアカシア)の花咲く季節の話です。校庭を横切っていると、突然カラスが私の頭を狙って襲ってきました。後ろから不意にだから気持ちのよいものではありません。このカラスは私に敵意を持っているらしいのでした。
その数日前に、校庭横のこんもりした森の回りの湿地に山菜でもないものかと見に行ったのがきっかけになったらしいのです。大木(カラマツ)の上から見ていたカラスが私が巣でもねらって来ていると思ったらしいのです。その時に、そのカラスは私の野球帽子を覚えてしまい、襲ってくるようになったようなのでした。
校庭には、見事に育った大木のアカシアの樹がありました。その樹にカラスは夫婦連れでとまり、朝早くの私の行動を監視しているのです。「ガアガア」とうるさく騒ぎ立てるものだから、これも記念になるかなあとカメラを向けました。またこれが気に障ったと見えて、樹の上ですごい剣幕でさらに騒ぎ立てるのです。
こちらもいい加減にしてほしくて「うるさい」とでも言ったと思ってください。カラスは木枝を噛みちぎり、怒りをあらわにしました。カラスの陣取る場所がアカシアの大木なので、花枝を嘴でへし折っては下に投げて来ます。アカシアの花が枝ごと地上に落ちてくるのです。
私は、手の届かない場所のアカシアの花枝をなんなく得る事になったのでした。この出来事から、その後はカラスに襲われる事もなく時は過ぎました。
カラスの投げてよこした花枝を幾本も拾い公宅に帰り、アカシアの花のテンプラにしました。また玄関にも飾ったのでした。テンプラはあくもなく淡白ですが、ソースをかければなかなかいける(おいしい)味なのです。
このアカシアの咲く季節には、札幌ではヨサコイソーラン祭りが盛んに行われるのです。カラスの巣づくりの季節、カラスの被害が取りざたされます。カラスと共存するよう刺激を与えることはさけましょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿