お神酒の口(おみきのくち)
松本市の「お神酒の口(おみきのくち)」は 国の重要有形文化財、国の選択無形文化財に指定されています。
お神酒の口(おみきのくち)は「おみきのすず」とも呼ばれ、神棚などに供えるお神酒徳利にさして開運招福を祈る竹細工の縁起物です。
この竹製のお神酒の口はそのまま飾り置いて、一年後の三九郎で焼いたりする事が多かったようです。
お神酒の口作りは一年を通じて行うものではなく、11月頃に竹を購入して製作し始め、12月の中旬には終了する季節的なもので、材料は日陰に育った3~5年の節間の長い竹が主という事です。
お神酒の口は、縄手の露天で12月に入ると売られるようになります。
松本市内でも作る事の出来る方は少なく、伝統の技術が廃れないように祈るばかりです。
☞ 松本民芸館で見たお神酒の口