青空を背景にした松本城です。
今日の最低気温は-2.4度、風もなく穏やかな一日となりました。
過日実施されたアンケートの結果が発表され、波田町との合併が一歩前進しました。
松本市が委託した専門機関である「株式会社長野協同データセンター」の調査結果は以下のようです。
「合併賛成」回答者は1,136人 回答率は「32.4%」
「合併反対」回答者が997人 回答率は「28.5%」
「どちらでも良い」回答者が926人で 回答率は「26.5%」
「わからない」回答者が424人 回答率は「12.1%」
合併賛成32.4%、合併反対28.5%、と僅差であったために松本市は統計学的に有意差があるのかを検査したそうです。(t検定でしょうかねー。そんな単純なものではないでしょーね。)
併せて、政府の研究機関にもアンケート調査結果を科学的に分析頂いたようで、その結果賛成と反対には統計学上有意差が認められたとの事です。
菅谷昭市長は「民意を尊重し、合併を前提とした協議の場を設ける」と判断されました。
微妙なところですね。
ちょっと前に市役所の職員の方と少し話す機会があってこのアンケートの話題になったのですが、私のところにはアンケートが来ないんだが、届いたら私はこう書くという方が大勢いたようです。
このアンケートは5000人に送付したようですが、回答されたのは約3500人弱程でした。
あと30が私のような合併賛成の者の所に来れば賛成票は増えたでしょうし、反対の方の所に届いていれば合併はなかったことになりますね。
そんないろいろな曖昧な部分を含めての統計ですから結果は重いですね。
合併話が長引いたのは、松本市役所関係者の方たちの前回の合併疲れもあるのではないかと、当事者でない私は思ったり想像もしています。
合併してから、旧S村との間でトラブルが生じた事もありました。
いずれにしても、この松本がさらに活気のある土地になってほしいと思っています。
統計量 Z=(0.324-0.285)/sqrt((0.324+0.285)/3500)=3.03
Zの値を正規分布するものとみなして正規分布表を見ると
Z=3.03の値は0.4988となっています。
両側では0.9976で、この範囲外は0.24%となります。
従って1%の有意水準で有意差ありと判断できます。
逆に、賛成が同じで反対があと30増えていたら、有意水準1%では有意差があるとはいえなくなります。
微妙なところでしたね。
専門機関は「どちらでも良い」を加味してもっと複雑に検定したでしょうが。
その後の波田町の町長選では松本市との合併推進を訴えていた現町長さんが当選して合併の申し入れが松本市になされました。
いろいろな経過はありますが、私は波田町とは合併すべきだと思っています。
その先にあるのは、塩尻市との合併だと思っています。(何も根拠はありません。)
それがこの中信地区の発展につながるのではないかと思っていますし、大きくなればいいのだというものではないのでしょうが、広域で物事を考え動く方が効率的だと思っています。
以前は波田町側が合併に反対していたんでしたっけ?
山形村や朝日村も実質的には松本の様な印象を受けます
いずれは大きな松本市が誕生するかも知れませんネ