monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

オープンソースの図書館システム(つづき)

2009年08月08日 | 読書日記

 しかし、日本の公立図書館で導入したとしても、その後の運用がスムーズにいかないような気もしてきた……。

 地方の図書館・図書室には多少なりとも地域資料があり、それは他館で所蔵していないものも多いだろう。となると、所蔵館で書誌レコードを作成し登録する作業が必要になってくるが、はたしてその作業が可能なのか。(登録に際して、必要最小限のレベルの書誌事項のみで登録作業ができるようにすればよいか。)
 また、新刊書籍の登録が大規模図書館の負担になるという可能性もある。
 うっかりすれば、同一書籍が複数登録されてしまうことも、ままありそうだ。データの訂正作業も各館まかせにしておいては、修正されにくいような気がする。

 JLA(日本図書館協会)で呼びかけないかぎり(あるいは呼びかけたとしても)共通のシステムを導入する動きにはならないだろう。参加館が少なければ、システムとしては中途半端なものになってしまい、メリットも半減してしまう。

コメント
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