monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

あきさ(鳥の名)

2011年08月23日 | 日本古典文学-和歌-秋

あはぢしま松ふく風のおろすかと聞けば磯べにあきさ立つなり(夫木抄)

あきさゐる河ぞひ小田のあぜづたひほのめきわたる夕づきよかな(万代集)

すみのぼる月の光によこぎれてわたるあきさの音のさむけさ(頼政集)

刈りて干すいなばそよぎて小山田をわたるあきさの音のさびしさ(草根集)

あきさゐるあらき浜べの松が根にころもでしきてさ寝(ぬ)るかなしさ(夫木抄)

わが恋はねにのみぞなく山ぎはにわたるあきさのゆくへ知らずも(宝治百首)

(2009年11月2日の「あきさ」の記事は削除しました。)

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