monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

百舌鳥/鵙(もず)

2011年08月26日 | 日本古典文学-和歌-秋

鵙(もず)のゐる尾花が末葉うちなびきかた山づたひ秋風ぞ吹く(拾遺風体和歌集)

風わたる尾花がすゑにもず鳴きて秋のさかりと見ゆる野べかな(夫木抄)

もみぢするはじのたち枝は折りのこせ来(き)なれしもとの百舌鳥もこそゐれ(正治二年初度百首)

夕日さすかた山かげの櫨(はじ)の木に聞くもさびしき鵙のひとこゑ(今川為和集)

たづ ぬべき人はありとも甲斐なしや鵙の草ぐきそこと知らねば(宗良親王千首)

コメント
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