monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

雪の朝

2011年12月13日 | 日本古典文学-和歌-冬

夜をさむみ朝戸をあけてわがみれば庭しろたへにあは雪ぞ降る(秋萩帖)

風かよふ松は軒ばにうづもれて閨(ねや)しづ かなる雪の曙(慈道親王集)

今朝はただ雪のみ高しきのふまで面影わきし松と竹とに(文明十五年将軍家百首)

花ならぬ雪にもつらし朝ぎよめまたこころあれともの宮つこ(玉葉和歌集)

朝まだき人よりさきといそぎてもなほあと惜しき野べの白雪(続後拾遺和歌集)

今朝はまた跡みえぬまでつもりけり我が分けそむる峰の白雪(玉葉和歌集)

野も山もひとつにしらむ雪の色にうす雲くらき朝あけの空(風雅和歌集)

白たへの色よりほかの色もなし遠き野山の雪の朝あけ(玉葉和歌集)

(2009年12月30日の「雪の朝」の記事は削除しました。)

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