「たまはやす」という単語は枕詞で、地名「武庫(むこ)」にかかります。日本国語大辞典・第二版では「用例は、『万葉集』一七・三八九五「多麻波夜須(タマハヤス)武庫の渡りに天伝(あまづた)ふ日の暮れゆけば家をしそ思ふ〈作者未詳〉」一例のみ」とありますが、別の用例もあります。
さえさえてちるや霰の玉はやすむこの浦風波にしくめり
(巻第四百二・大永六年内裏御屏風和歌、下帖、堯空、冬)
『続群書類従・第十五輯上(訂正三版)』続群書類従完成会、1979年、21ページ
「たまはやす」という単語は枕詞で、地名「武庫(むこ)」にかかります。日本国語大辞典・第二版では「用例は、『万葉集』一七・三八九五「多麻波夜須(タマハヤス)武庫の渡りに天伝(あまづた)ふ日の暮れゆけば家をしそ思ふ〈作者未詳〉」一例のみ」とありますが、別の用例もあります。
さえさえてちるや霰の玉はやすむこの浦風波にしくめり
(巻第四百二・大永六年内裏御屏風和歌、下帖、堯空、冬)
『続群書類従・第十五輯上(訂正三版)』続群書類従完成会、1979年、21ページ