「門(かど)の松」という用語の古い用例として、日本国語大辞典では「世諺問答」(1544年)をあげていますが、100年以上さかのぼる用例があります。
山家歳暮
山里のとしのくれこそあはれなれ人のたてたる門の松かは
(宗良親王千首・597)
『新編国歌大観 10巻』角川書店、平成4年、55ページ
「門(かど)の松」という用語の古い用例として、日本国語大辞典では「世諺問答」(1544年)をあげていますが、100年以上さかのぼる用例があります。
山家歳暮
山里のとしのくれこそあはれなれ人のたてたる門の松かは
(宗良親王千首・597)
『新編国歌大観 10巻』角川書店、平成4年、55ページ
「指を折る」という用語には「指を一本ずつ曲げて、物を数える。」という語釈があり、日本国語大辞典・第二版では、『日葡辞書』(1603-04年)からの例が早いのですが、130年ほどさかのぼる用例があります。
年欲暮
とにかくに暮るる日数をしたふかなわが年程のゆびを折りつつ(10・草根集、6389)189ページ
夜懐旧
さきだつはゆびををりても数しらず鴫よなにぞの夜はの羽がき(10・草根集、10314)251ページ
『新編国歌大観 第八巻 私家集編4 歌集』角川書店、1990年