このまよりかせにまかせてふるゆきをはるくるまてははなかとそみる
(貫之集~日文研HPより)
やまかけのたるひのしたにすむやとはうららにてらむはるをしそおもふ
ふるゆきになくさむへきをいととしくはなとみてしもはるそこひしき
(林葉集~日文研HPより)
依花待春といふこゝろを 内大臣
なにとなく年のくるゝはおしけれと花のゆかりに春をまつ哉
(金葉和歌集~国文学研究資料館HPより)
冷泉院御時御屏風に かねもり
ひとしれす春をこそまてはらふへき人なき宿にふれる白雪
(拾遺和歌集~国文学研究資料館HPより)
しもがれのすすきにまじるたまざさのあをばながらに春をまつかな
(193・逸名歌集-穂久邇文庫~新編国歌大観10)
そまかはのこほりによとむいかたしやいはまのゆきにはるをまつらむ
(千五百番歌合~日文研HPより)
としの暮に琴をかきならして、空も春めきぬるにやと侍けれは 選子内親王家宰相
ことのねを春のしらへと引からにかすみてみゆる空めなるらん
(新勅撰和歌集~国文学研究資料館HPより)
はるちかきかきねのうめはにほへともかすみへたてぬふゆのよのつき
(壬二集~日文研HPより)