「言い兼(か)ねる」という単語の用例は、日本国語大辞典・第二版では、『風雅和歌集』(1346-49年頃)からの例が早いのですが、100年以上さかのぼる用例があります。
誰ゆへそ月をあはれといひかねて鳥のねをそきさよの手枕
(巻第三百八十二・正治二年院御百首、藤原定家、恋)
塙保己一編『続群書類従・第十四輯下(訂正三版)』続群書類従完成会、1983年、605ページ
「言い兼(か)ねる」という単語の用例は、日本国語大辞典・第二版では、『風雅和歌集』(1346-49年頃)からの例が早いのですが、100年以上さかのぼる用例があります。
誰ゆへそ月をあはれといひかねて鳥のねをそきさよの手枕
(巻第三百八十二・正治二年院御百首、藤原定家、恋)
塙保己一編『続群書類従・第十四輯下(訂正三版)』続群書類従完成会、1983年、605ページ